HERO part1

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北「なんかA、顔色悪くね？」


『緊張して気持ち悪い…』


北「あほか。新入社員の方が緊張するだろうが」


宮「ミツとガヤさんは余裕だねー」


北「やってきたこと教えるだけだろ？」






余裕たっぷりのミツと

私達を心配する太輔





2人の姿は誰から見ても

すごくかっこいいと思う。







入社式が始まれば

あっという間に時間が進んで

気付いた時にはミツが4人を連れて

デスクに向かって歩いていた





藤「ほら、行くよ？」


『あ、うん。』


藤「北山がああやって先導してるから、
俺たちは後ろからついて行くだけだね？」


『だね、よかった…』




私の前を歩く太輔は

チラチラと振り返りながら

ゆっくり歩いてくれる





本当、太輔には助けられてばっかりだなぁ…





北「おい、藤ヶ谷ー」


藤「んー？ちょっと待ってー」


北「A、早く歩けよ！」


『うるさいよ！』





太輔が私を気にしてる事に気付いて

ミツは私に注意してきて

そのやりとりを聞いてた

宮っちと太輔はクスクス笑った





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