HERO part1

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ミツとのデートも、

気づいた自分の気持ちも、

全部伝え終えると

ヒナはニコニコしながら私を見た





ヒ「なんか、良い感じっぽいけどねー？」


『え、何が？』


ヒ「や、ミツさん？
Aの事好きじゃなかったら
ただのチャラ男じゃん」


『ふふ、そうかも 笑』


ヒ「あ、チャラ男なの？
Aは厄介な人好きになるのね 笑」


『ヒド… 笑
結構真面目だし熱い男なんだけどね？』


ヒ「なにそれ。
チャラいのに…って、ギャップやばくない？」


『ギャップ… 笑
実際ミツはモテてるしね』


ヒ「だろうね。…見てみたいわ 笑」




久しぶりの女子トークで

かれこれ1時間以上 笑



すっかり居座ってしまったお店を出て

ヒナの希望で

新しく出来た商業施設に向かった






ヒ「達也が行きたくないって言うからさ…
なかなか来れなかったんだよねー」


『そうなの？誘ってくれればいいのに』


ヒ「そこまで行きたい訳じゃなかったからさ…
何かのついででいいのー 笑」


『ふふ、ついでね 笑』





ヒナが言う ”達也” とは、

ヒナの彼氏。



大学が同じで

私たちの友達の友達だった






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