児銃 ページ20
コンコン、とドアのノック音がした。
バメル｢Aちゃん？入るよー＾＾｣
若い、男の軍人さんが入ってきた。
この人の名前は、なんだったっけ…バメルって、呼ばれてたような…。
バメル｢今日も朝ごはんちゃん一口も食べてないの？｣
A｢……｣
だって、早く死んで、ニーナに会いたいの。
――そうだ…ニーナは、死んだんだ。
唇をぎりっとかんだ。
――……こんな私を守るために。
バメル｢こらっ！自分を傷つけるのはやめなさい…｣
そういうと、軍人のくせに、妙に優しい手つきでその人は私の頭をポンポンした。
バメル｢今日はね、Aちゃんにお手紙があるんだ。｣
A｢……て…がみ？｣
バメル｢そう！ちょうど君くらいの女の子からだよ。｣
A｢！！｣
私は手紙を受け取ると、同封されていた写真に目を奪われた。
――花畑に、綺麗な虹…
手紙は、なんて書いてあるんだろう…
少し、気になって、手紙をその人に渡した。
バメル｢ん？
…ああ、そっか。Aちゃんは学校に行ってなかったからね。
僕が読んでもいいのかい？｣
A｢……｣ｺｸｯ
内容は特に大したことは書かれていなく、陳腐で、日常的で――
A｢……ふっ…｣ﾎﾟﾛｯ
バメル｢Aちゃん？｣
――暖かかった。
顔が勝手に緩んで、
涙が止まらなかった。
ああ、この子はとても幸せなんだな、って。
それを妬むわけでもなく、僻むわけでもなく。
ただ、素朴な優しさが、私の心に、沁みていった。
A｢……あ…の…｣
バメル｢なんだい？｣
A｢…おてがみ…おかえし……｣
バメル｢！！ああ、そうだね！
文字なら僕が教えてあげよう。自分の言葉で書きたいもんね＾＾｣
A｢……あり、がとう…｣
・
・
バメル｢文通作戦、成功のようですよ。
さすがコユリちゃんですね。
一度も自分から喋りかけてこなかったあの子が、
自分から何かをしたいと言い出すなんて…！｣
小松｢うふふ、自慢の孫なのでね。｣
バメル｢それにしてもなんでAちゃんのこと知ってたんですか？｣
小松｢秘密よ。では、これからも宜しくね。｣
バメル｢あ、ちょ｣
小松は電話を切ると、一枚の古びた手紙を手に取った。
小松｢やっとあなたの恩返しができるわ……浜峰陽香。｣
イナズマイレブンGO もう会えない君へ 【剣城優一】
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空芦真＠(プロフ) - お願いですから、更新してくださいはまりました← (2013年12月27日 19時) (携帯から) (
レス) id: d5b1cfe98f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ@ネットの住人(プロフ) - ありがとうございます！えっとやり方は涼ノ宮さんのボードに書きますのでそちらを見てください！ (2013年12月26日 19時) (レス) id: b41428a779 (このIDを非表示/違反報告)
涼ノ宮(プロフ) - ユキ@ネットの住人さん» ありがとうございます！私もこれからどうしようか検討中です…。もちろんおｋです！ただ、やり方がよく分からないので、ご指導お願いします(笑) (2013年12月26日 19時) (レス) id: 0353e6eb73 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ@ネットの住人(プロフ) - これから、どのように話が動くか楽しみです！あとよろしければ友希していいでしょうか？ (2013年12月26日 19時) (レス) id: b41428a779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼ノ宮 | 作成日時：2013年12月25日 20時
