児 ページ2
王牙学園は5年前に新設された軍士官候補生養成所で、簡単に言えばエリート中学校みたいなものだ。
その絶対性を維持している理由とも言えよう、王牙学園の方針『実力社会』。
それが顕著に表れているのが、クラス分けだ。
ふつう、クラス分けとは無作為に各クラス同じ人数になるよう調整されているものだが、
我らが王牙学園は全学年クラス分け試験という共通試験を受け、上から40位ごとにクラスが分けられている。
つまり、成績が良ければ一年や二年だって三年と同じクラスになれる、というわけだ。
ここで問題なのが、その順位だ。
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1位．バダップ・スリード
2位．ミストレーネ・カルス
3位．ザゴメル・ザンデ
4位．エスカ・バメル
5位．コユリ・キムラ
：
13位．A・ヒビキ
：
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ミストレ｢くっ…またバダップが1位か…｣
バダップ｢……｣
ミストレ｢君、当然の結果とでも言いたげだね？｣
コユリ｢朝から何火花を散らしちゃってるのー？ミストレくーん＾＾
それより注目すべきは、今年の新入生代表のA・ヒビキさんじゃないかしら？｣
まあ確かに。
オレら中等部二年は優秀な学年であるから、今まで気にしたことはなかったけど、
そもそも一年にして一番上のクラスにいることは、とても凄いことなのだから。
現に、このクラスは、三年生が21人、二年生が18人、一年生がたった1人――A・ヒビキだけなのだ。
それに付け加え、オレが褒めるに値する容姿を持つ彼女は、同学年にとっては憧れの的。
上級生にとっては格好の獲物なわけだ。
クラス中から、エメラルドがかったクリーム色の髪を腰下まで垂らした小柄な彼女を嘗め回すような視線が集まる。
にもかかわらず、彼女はその視線をすべて無視し、自分の席を見つけると、そこに座った。
――コイツもバダップみたいな感じかよー。つまんないのー。
少々落胆したオレだったが、席が隣ってのもあって、話しかけてみることにした。
ミストレ｢やあ、オレはミストレーネ・カルス。
皆からはミストレって呼ばれている。君もそう呼ぶといい。
今日から同じクラスってわけだけど、何か分からないことがあったら聞いてくれれば、教えてあげないこともないよ｣
A｢……A・ヒビキです。
ご親切にどうも。でもあなたの手を煩わせる気はないので、失礼。｣
第一印象、
面白くも可愛くない
ってことで、最悪。
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空芦真＠(プロフ) - お願いですから、更新してくださいはまりました← (2013年12月27日 19時) (携帯から) (
レス) id: d5b1cfe98f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ@ネットの住人(プロフ) - ありがとうございます！えっとやり方は涼ノ宮さんのボードに書きますのでそちらを見てください！ (2013年12月26日 19時) (レス) id: b41428a779 (このIDを非表示/違反報告)
涼ノ宮(プロフ) - ユキ@ネットの住人さん» ありがとうございます！私もこれからどうしようか検討中です…。もちろんおｋです！ただ、やり方がよく分からないので、ご指導お願いします(笑) (2013年12月26日 19時) (レス) id: 0353e6eb73 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ@ネットの住人(プロフ) - これから、どのように話が動くか楽しみです！あとよろしければ友希していいでしょうか？ (2013年12月26日 19時) (レス) id: b41428a779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼ノ宮 | 作成日時：2013年12月25日 20時
