僕の彼女の欠点。【Cln】

4.女友達が来た時 ページ4

ころんside


今日は僕の同級生の友達が来る。


女の子の。


これにはちゃんと訳がある。


最近Aが僕のこと嫉妬させてばっかなのだ。


メンバーが家に来た時はすごい愛想を振りまく。


前のるぅとくんの時だってそう。(前回参照)


自然と人に愛想を振りまいているのだ。


だから僕も嫉妬させようと思って彼女を呼んだ。


彼女は僕の元カノということもあり、付き合っていた頃の話をしたらさらに嫉妬するだろう。


でもこれくらいのことをしないとAは分かってくれないだろう。


既にAには言ってある。


ちゃんとその女友達には事情を話している。


そろそろ来る時間だ。


Aはというと



『ころちゃんの女の子友達って何が好きなの？』



お菓子やらなんやらを用意してくれている。


クッキー好きらしいよ、と言うと



『わかった！じゃあ私特性の手作りクッキーをご馳走してやろう！』



とニコニコしながら言ってる。


一人で



『ふふふっw』



と笑ってクッキーを作り始めた。


わざわざ手作りというところから優しさが伝わってくる。


すると


ピンポーン


とインターホンがなった。


ドアを開けると綺麗に成長した彼女の姿があった。


これは昔の僕も惚れたな、と思ったがAの方が魅力的だ。



「うわぁ！！論ちゃん久しぶりぃ！！！」



と言って彼女が抱きついてくる。


めちゃくちゃ演技上手いな、なんて考えていたらAがリビングの方から来た。



『いらっしゃ、い…あ、えと、Aです！ころちゃんからは話を聞いてます…』



少し動揺しながらも自己紹介をすます。


すると



「あ、じゃあ私が論ちゃんの元カノって話は知っているわね！どうも、鈴中佳奈です！」


『え……あ、よろしくお願いします！』



また動揺している。


ちょっと可愛いと思ってしまった。



佳「ってことで論ちゃん遊ぼ！」



とまた佳奈は抱きついてくる。


Aの顔をコソッと見ると少し悲しげな顔をしていた。





佳「じゃあね論ちゃん！Aちゃん、論ちゃんをよろしくね！」



と言って佳奈は出ていく。


演技上手かったなぁとドアを少し見つめたあと後ろを振り返る。


すると涙目のAがいた。


そしてAは抱きついてきた。


そして僕の胸の中で泣き始めた。



『うぅ…ころちゃぁっ…しっとしたぁ…っ寂しかった…っ』


こ「…ごめんね。実はあれ、Aを見返したかっただけなんだ。」


『え…？』


文字数…

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