大蛇の血を持つNRCの生徒は、嫌われ者~3~【ツイステ】

第百六話　お見通し ページ13

■




「早くしねぇと、化身の顔が復活しちまうんだゾ！！」

「分かってる。おい偽者…お前、分かってやっていただろう？」

『ふふ…ふふふ……ふははははは！！！！あれれ？バレちゃった？アハッ♡当たり前だろ？お前らの作戦、ぜ〜んぶお見通しさ♪』

「なんだって………っ！！」




ふふ…まさか気付かないなんて……馬鹿だなぁ。そんなにショックしないでよ〜お前らの作戦、行動、全て褒めてあげるよ！！！ま、全部無駄だったけれど。

あと数分で、化身の頭が回復しちゃうね。アハッ♡残念ながら、私から本体を出そうなんて1億年も早いんだよ。




『化身の頭の回復を待つ間、何をしたか教えてやるよ。中央の頭に私のユニーク魔法……
『映る瞳はお見通し(ザカース・オブ・サレンダ)』を撃ってやったのさ。』

「『映る瞳はお見通し(ザカース・オブ・サレンダ)』……その魔法をかけた者を壊したり、殺したり、死なせたりした場合、自分が殺したい者が消える魔法…だったよな。」

『貴様が何故知っている……ルーチェ・フェルス……いや、サングエ・アルビィサァル。偽名を使う程じゃないだろう？』

「何故って……当たり前。それは僕の父上"の"ユニーク魔法だ。まさかお前が使えるなんて…中央にある頭を壊せば、Aは消える仕組みだったんだろう？」




アハッ♡当たり。
本体が消えれば、私の存在が認められる。ならば、何か策を立てて壊しに来るコイツらに、消して貰おうと思ったんだが……全く、邪魔が入ってしまったよ。

ま、あと数秒で化身の頭が完全回復する。
お前らも化身に飲み込まれてしまえばいいさ！！！
ってアレ……？回復しない…何故だ？？




『まさか……貴様！！！』

「あれれ？気付かなかったのか？ぷぷ、お前の方こそ馬鹿なんじゃないの〜？Aを飲み込んだ癖に…自分の中で何が起きてるのか分かんないの？」

『…っ。』




くそっ……何でこんな事に……
それより一体、私の身体に何が起こってるんだ…？
何故こんな仕打ちが起こるんだ……




■

第百七話　全て芝居→←第百五話　大切な家族なんだ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す