第八十四話 始まり始まり ページ38
■NOside
朝、いつも通りに起きて、準備をして校舎に向かう。今日が本番。今日が始まり。今日が絶賛の日。
ふふ…と、Aはニヤニヤしながら歩いて行く。
先週までずっと偽者のクローンを使っていたのが、昨日バレた為か他の輩からの視線や陰口…いや、悪口がAを刺す。しかし、Aはそんな事、心底どうでも良いと言う顔をしながら歩いて行く。
『ふふ…私の、俺の為に授業を潰させて貰うよ。』
そう呟いた後、教室にニコニコしながら入って行く。Aへの変わりない視線に飛び掛かる言葉。ひとつ溜息を出し、席に座る。その後に水をかけられたり、教科書をほられたり等をクラスメイトにされる。
でも、Aの表情はニコニコしていて変わらない。それを見たクラスメイトは、気味悪そうにAを見る。1人の生徒がそれが嫌なのか、拳をAに振り上げようとする。
Aが片手でその拳を止める
『これはこれは……私とやり合いたいのか？アハッ♡やり合う？やり合っちゃう！？』
「何言ってんだ…コイツ……キモ…」
「ヤッベ！もう少しでHRが始まるぞ！行くぞ！！」
あれれ？逃げられてしまったね♪と、Aが愉快そうに言うと同時に、担任の先生が教室に入って来る。
数分後HRが終わり、担任が教室から出るのと同時に、Aも動き出す。
そして、スキップしながら教室を出る。
向かうのは、次の授業が移動教室である其処ではなく、放送室。
『早く放送室に向かおう。誰かに見られたら終わりだ。』
朝から授業が潰れるなんて可哀想だなぁ〜と、
1ミリも思っていない顔で言う。
放送室の前に着き、ドアノブに手を乗せる。
『ふふ…さあ、 私の為のENDが近付いて来てる。』
そう囁いた後、ドアノブに乗せた手を強く握り締め、力強くドアを開ける。スピーカーをオンスイッチを押し、ニコニコしながらマイクを手に取る。すると、
ジージー______ビビガガ____________と雑音が鳴る。怪しく嗤うAの為に。
■
第八十五話 校内放送と観客様→←第八十三話 準備は完璧だ＝)
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あぶら菜 - かーぱーんさん» かーぱーん様コメント有り難う御座います。一気読みなんて…有り難う御座います。応援、有り難う御座います。更新、頑張りたいと思います(*^^*) (2021年5月18日 15時) (
レス) id: 8019e5d7e3 (このIDを非表示/違反報告)
かーぱーん - 面白くて一気読みしてしまいました!これからも無理しない程度に更新頑張ってください! (2021年5月17日 17時) (レス) id: 3af77494df (このIDを非表示/違反報告)
あぶら菜 - お眠パンダさん» お眠パンダ様コメント有り難う御座います。面白く出来てて良かったです。更新、頑張りたいと思います(*^^*) (2021年5月16日 17時) (レス) id: 8019e5d7e3 (このIDを非表示/違反報告)
お眠パンダ(プロフ) - 面白いです続きがとても気になります! (2021年5月16日 17時) (レス) id: 50f17e187f (このIDを非表示/違反報告)
あぶら菜 - 蘭桜華孤さん» 蘭桜華孤様コメント有り難う御座います。応援、有り難う御座います。はい、夢主に本物のhappyENDを与えてあげますので！更新、頑張りたいと思います(*^^*) (2021年5月16日 15時) (レス) id: 8019e5d7e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぶら菜 | 作成日時：2021年5月2日 14時
