天然たらし、入部します。【ハイキュー】

ヨンジュウハチ話 ページ4

〜道宮side〜

よしっ、普通に。普通に。普通に話すんだぞ。
ふーっ。

道宮｢さわむらー！｣

澤村｢おーっ、何?道宮?｣

とりあえず呼びかける所まではOK!
これからが本番!!

道宮｢これ、運動部壮行式のプログラム。主将挨拶もう考えた?｣

澤村｢いや、全然。いよいよだな、IH予選。｣

道宮｢うん!男子最近気合入ってるよね!あの、なんだっけ、昔よく練習試合してたっていう、、｣

女子｢ごめん、！｣

待って!距離近くない?!女子を避けるときにも更に近くなって、私やばい!!
しかも、澤村とふつーに話せてる!

澤村｢廊下でよ。で、音駒?｣

道宮｢そうそう。そこともまたやったんでしょ?｣

澤村｢うん、女子はどう?｣

道宮｢うちは、普通?朝練には人集まらないし、、まあ、でもうちはきっとまた1回戦負けだしね。｣

やばっ!澤村の前でこんな弱気なこと言っちゃダメだった!!私としたことが!!

澤村｢道宮、前は今度こそ勝つって言って、、、
(っ!あれは、)すまん、ちょっと待ってくれないか。｣

あれ?澤村?急にどうしたんだろう。私もついて行ってみよう。

道宮｢澤村、どうした、、！！｣


A『あっ!!大地さん〜!!怖かった〜ｷﾞｭｯ』

澤村｢どうした、A?もう俺がいるから大丈夫だぞ｣

何この状況。澤村がこの子にハグされてるんだけど。えっ、誰この子。可愛いけど、なんで?
澤村、この子のこと名前呼びだし、ハグされて、顔赤くなって、、、

澤村｢すまん、道宮。Aはうちの1年のマネージャーだ。ほら、A。女バレの主将の道宮だ。｣

A『1年の時永Aです。よろしくお願いします。』

道宮｢ああ、私は道宮結。よろしくね!｣

A『よろしくお願いします!道宮先輩!』


澤村｢A、どうした?｣

ちょっと、Aちゃんと距離近すぎ!!
キ、キスできるくらいじゃん///////

A『あ、あの、潔子さんに用事があって来たんですけど、知らない人ばっかりで、緊張しちゃって』

澤村｢そうか、頑張ったんだな。よしよし。俺が連れていくから。すまん、道宮。また今度な。｣

道宮｢あ、うん。｣

A『ほんと、すみません。』

澤村｢よし、じゃあ、行くぞ。｣


行っちゃった。
澤村、あの子のこと好きなんだろうな。
私との話なんかそっちのけで行っちゃうし。

廊下なのにAちゃんがハグしても全然嫌がってなくて、むしろ嬉しそうに顔赤くして。



なんか、わたし、失恋しちゃったのかな。

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