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騒ぎの音が聞こえる場所は、やっぱり式典会場の方だった。
その中に潜む赤色に「居てくれて良かった」という想いと「早く助けなきゃ」という想いが渦巻いて、既に疲弊で悲鳴をあげている身体に鞭を打ってそっちの方に近付く。
田中「…え、」
近付いて、それでもジェシーの方にまで足を踏み入る事が出来なかった。
取締部隊に阻まれたからじゃない、目の前の光景が信じられなかったからだ。
ジェシーがその式典の舞台上で戦っている人物は、見覚えのある…いいや、見覚えしかない人物だった。
それこそ自分がかつて慕って、色んな事を教えてくれた人たちで。
その内の1人と目が合う。
田中「師匠…？」
自分がいじりながらも尊敬の意を込めて「師匠」と呼んでいた彼は、こちらを見ると今までに見た事のないような笑みをふんわりと浮かべた。
「あらま。お仲間さん来ちゃったねぇ、取り押さえないと」
田中「師匠、何で…！」
ジェシー「音楽の楽しさを俺に教えてくれたのは、いわもっちゃんじゃんか！」
何で、という疑問の言葉は、ジェシーの叫声によって遮られた。
それとほとんど同時に聞こえて来た何か機械が破壊されるような音に思わずそちらの方に目を向ける。
田中「…！ジェシー…！？」
きっと見間違いではなかったはずだ。
というより、目の前で起こっている事が「現実」であり、「答え」である事を物語っていた。
かつての「先生」が、叫ぶジェシーに向かって何か武器を振り下ろした。
明らかにその武器の攻撃を受けたジェシーの身体から、自分があまり好きではない人が人である事を証明する赤いそれは飛び散らなかった。
じゃあ当たらなかったのか、と言われるとそうではなくて、攻撃を受けた彼の身体からあがったのは人体では到底考えられない「火花」だった。
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ネイジュ・ピエール(プロフ) - わぁぁぁっ！！フラジールだいすきな�眞話瓦覆里任爐辰舛禊鬚靴�ったです！相変わらず文才に溢れていて素晴らしいなと思いました！ (2020年9月5日 15時) (
レス) id: 6177bf07ac (このIDを非表示/違反報告)
ころころコロン(プロフ) - 初めまして！私は、ボーカロイド曲も好きでこのようなジャンルのお話も好きなので、凄く楽しんで読んでいます！丁度、ダーリンにハマっているタイミングなので、黒さんが歌っていたのが、ダーリンで凄く嬉しかったです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年9月3日 1時) (レス) id: 34e8c9f8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年9月1日 0時
