STAGE04 ページ20
ジェシー「ふ〜ん…」
森本「何何ジェシー！何読んでるの！？」
ジェシー「見てこれ！隣の国で発行されてる新聞なんだけどさ！」
森本「え！そんなのどうやって貰ったの？また伝手？」
ジェシー「俺の交友関係舐めんじゃねえよ」
そんな事より、と指さされた記事には、こちらの雨の国の事が書かれていた。
森本「『拘留者を強制思考統制』？」
ジェシー「あれだよ、革命起こそうとして捕まった人を強制的に政府の都合よく思考作り替えちゃう〜みたいな」
森本「洗脳的な？」
ジェシー「多分それ」
そう言う話は今までに幾度か聞いてきた事がある。
実際に、捕まって出て来た人が恐ろしいくらいに機械的になっていたというのも、今こうやって反抗する人がいない原因になっているし。
ただ、問題はこっちなんだよ、とジェシーは指を記事の最後の方の文章を指さす。
ジェシー「ほら見て。『近い内に反抗勢力に対抗する公式的な楽団を作る、と言う話もあがっているようだ』って書いてるでしょ」
森本「反抗勢力？俺たちの事？」
ジェシー「それ以外ありえないでしょ」
森本「公式的な楽団って…政府が音楽ユニット作るって事？」
ジェシー「多分、俺たちを武力的に叩きのめすのがしんどくなったんだろうね」
何度も武力制圧と言う方式で失敗してきているからか、流石にこうも捕まえられない日々が続けば政府としても面目が立たないのだろう。
これまでに何回か策を変えて攻めてきたものの、全部跳ね返して来た。
政府の考えを推測するなら、今回はかなり苦肉の策なのかもしれない。
公式的な音楽ユニットを作る事で、都合のいい、しかも大っぴらに聞けるメディアを生み出し、自分たちのようなはぐれものを潰す。
如何にも、政府がやりそうな事である。
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ネイジュ・ピエール(プロフ) - わぁぁぁっ！！フラジールだいすきな�眞話瓦覆里任爐辰舛禊鬚靴�ったです！相変わらず文才に溢れていて素晴らしいなと思いました！ (2020年9月5日 15時) (
レス) id: 6177bf07ac (このIDを非表示/違反報告)
ころころコロン(プロフ) - 初めまして！私は、ボーカロイド曲も好きでこのようなジャンルのお話も好きなので、凄く楽しんで読んでいます！丁度、ダーリンにハマっているタイミングなので、黒さんが歌っていたのが、ダーリンで凄く嬉しかったです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年9月3日 1時) (レス) id: 34e8c9f8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年9月1日 0時
