68話 涙 ページ35
貴女side
貴女「ちょっ………夕香ちゃん……どこに行くの！？」
夕香「いいからついて来て！」
私は今夕香ちゃんに手を引っ張られ、廊下を歩いている。
そしてやっと夕香ちゃんの足が止まった。
やっと着いたのかとホッとした後、夕香ちゃんは部屋のドアを開け、
無理矢理私をその部屋に押し込んだ。そして夕香ちゃんは扉を閉めて行った。
貴女「なんなんだ……？」
私はその部屋の地べたにペタリと座り込んだ。
その後部屋を見回すと、一つの写真に目が行った。
貴女「………これ、豪炎寺君……？」
写っている親子の中に、豪炎寺君らしき子を見つけた。
ｶﾞﾁｬｯ
扉の開く音がしたのですかさず振り返る。
そこに立っていたのは豪炎寺君だった。
貴女「……紅茶？」
豪炎寺「あぁ、フクさんが用意してくれたんだ。」
私は豪炎寺君から紅茶の入ったカップを受け取ると、
息をフーッと吹きかけ冷ましてから飲んだ。
なかなかおいしい。
だけど私はココアの方が好き。
豪炎寺「…………」
貴女「…………」
特に話すことも無く、時間だけが過ぎていく。
すると、私の口は開いた。
貴女「……イナズマジャパンを脱退するって本当なの？」
豪炎寺「……！！……なぜそれを……」
豪炎寺君は顔をあげて私を見た。
貴女「実は、豪炎寺君が響木さんに呼ばれたとき、ついて行ったんだ。
それで……理事長室の前で……」
豪炎寺「……やっぱり聞いていたのか。」
豪炎寺君は言った。
気付いていたのか、私が付いてきてたこと。
そこから私は、目が熱くなっていくのを感じた。
そして頬になにかが伝う。
あぁ、きっと泣いてるんだな。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スィンブル - えっとですね、ディクラインって名前で「底辺が転生したらしい」って小説です。多分、名前検索の方が早くでます(/・ω・)/今は書き直しとかしてますけどね。Same here, thank you！……で、あってる…かな…(´・ω・`)？ (2018年12月2日 0時) (
レス) id: 4955a750cd (このIDを非表示/違反報告)
白熊モッツァレラ(プロフ) - スィンブルさん» お久しぶりですスィンブルさん！そして返信が遅れて申し訳ありません(T_T)……小説デビューしたんですか！？見に行きたいです！ぜひ題名を教えてください(/・ω・)/あと炎華ちゃんとアツヤのタッグ気に入ってくれて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年11月26日 17時) (レス) id: a47a2d8e91 (このIDを非表示/違反報告)
スィンブル - 久々にスィンブルが通ります(/>ω<)/最近忙しくて見れてなかったけど、私もあの二人のタッグが好きすぎます！果たして約束はいつ果たすのか…(wktk)ついでに報告です！この小説に憧れ少し前にイナイレ小説デビュー(笑)してしまいました(`・ω・´)ﾉｼ(若干宣伝) (2018年11月23日 21時) (レス) id: 4955a750cd (このIDを非表示/違反報告)
綾子 - 白熊モッツァレラさん» いえいえ。 私の作品の題名は、イナズマイレブン 転校生の謎と秘密 です。 私の作品で感想もお願いします。 (2018年10月13日 19時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
白熊モッツァレラ(プロフ) - 綾子さん» ありがとうございます！あなたの作品の題名、教えてください！疾風ダッシュで見に行きますよ！(＾ω＾) (2018年10月13日 18時) (レス) id: a47a2d8e91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白熊モッツァレラ | 作成日時：2018年5月10日 20時
