3次元に悪い奴はいない〜坂田銀時〜

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ー午後4時ー





総悟に言われた通り歌舞伎町に来たが










「夕方の定義って難しいよね」

基本的に4時が夕方だと言われる時間帯だとは思うが
人によっては、3時だったり5時だったり6時だったり……


だから私は時間指定してくれない人はあまり好きじゃない




スマホがあったら便利なのに
と考えながら道行く人の姿を見ていると





沖「おー」

だるそうな声が上から降ってきた
この少し高めの声は総悟だな

沖「小さすぎてどこにいるか分からなかったでさァ」




ニヤニヤしながら言ってくる
まず総悟が来たことに安心した





「要件はなんすか」

沖「切り替えはやいでさァ
まぁあんたも知ってると思うが、これから万事屋に行く」

「ぎ、ぎ、銀さんの所にですか？！！
やだそんなおめかししてない……」





銀さんの所に行くなんて聞いてないぞ！！
知ってたらもっとメイクちゃんとしたのに……


少し不貞腐れていると、



沖「肌にもの塗りたくってるよりシンプルが一番でぃ」


ほら行きますぜ
と、腕を引っ張った総悟。



「これだからツンデレは…ﾎﾞｿ」

総悟がこちらを振り向いた
沖「？」


「なんもないですぅー！！！」


ツンデレはツンデレらしくツンツンしときゃいいんだよ！

心の中で悪態をつきながら
総悟に引っ張られるがままに歩いた

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