好きな人がいること。ただそれだけ。 (ページ4)

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家を目の前にして立ち止まる

あの日から何もかわってなくて

変わらなすぎて驚くくらい

冬真「何してんの？入んないの？」

冬真が私に不思議そうにそう聞いた

その時

美咲「ここかぁー！

千秋さんと一緒に住む家は～」

と隣から聞いたことのある声が

あ「あれ！？美咲さん！？」

いるはずのない人がいて驚く私と

美咲「えぇ！Aちゃん！？

なんで千秋さんの家の前に！？」

と驚く美咲さん

それを交互に見ながら

冬真「あれ！2人とも知り合い？」

と笑う冬真

美咲「あの…これはどうゆう…？」

不思議そうに私と冬真を交互に見る美咲さん

あ「いや…私も今日からここに住むんだよ。」

冬真「俺もー！」

美咲「えっ！そうなんですか！？」

と飛び上がって驚く美咲さんに

まぁ、中に入ろー

とマイペースな冬真

冬真に背中を押されながら家に入る

冬真「ただいまー！」

あ「おっ…お邪魔しまーす…」

冬真「何言ってんの。そこは

ただいまでしょ」

あ「だって、私の家じゃないもん」

冬真「いや、お前の実家みたいなもんじゃん」

と2人でソファーに座る

すると、玄関から叫び声

驚く私たちに

玄関から美咲さんが駆けてきた。

その後を

タオル一枚の

あ「夏向…」

私が呼ぶと

私を夏向の瞳が捉えた

夏向「…お前…」

美咲「けっ…警察呼んで下さい！」

夏向「あ？」

冬真「まぁまぁまぁ。

2人とも、何か勘違いしてるって。」

柄にもなく仲裁に入る冬真の顔を

2人はありえないという顔で見つめる

あ「…一か月…大丈夫かな。」

1日目にしてこの3兄弟との生活を

不安がる私、

やっていけるのだろうか。