好きな人がいること。ただそれだけ。 (ページ8)

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冬真は可愛いドーナツ屋さんに連れてきてくれた。

久しぶりに冬真と2人

あ「相変わらずレモネードにミント入れるんだ」

冬真「そっちも相変わらずミルクティーに

ライム絞るんだねー」

変わった味覚の私達

どこか似てる私たち

2人でお茶をして帰り道

夏向の後ろ姿を見つけた

あ「夏向。」

私が声をかけると嫌そうに振り返ったけど、

私の顔を見るないなや、

普通の落ちついた顔に戻る

冬真「どっしたのー？」

夏向「どうしたもこうしたもねーよ。

あの女。」

あ「美咲ちゃん？」

夏向「あの女。絶対認めねぇ

どうせ、兄貴の事おっかけて

家に潜り込んだんだろ。

いい迷惑。」

冬真「んま。

俺も最初は可愛いなぁとは思ってたけど。

ねぇ。」

と私の顔を見る冬真

あ「なに？」

冬真「兄貴の事が好きってなら、

話は別じゃんね？

全力で潰しにかかりまーす。笑」

そういう冬真に

やめなよ。そんな言い方と止める私

すると前を歩いていた夏向が止まる

夏向「お前いいのかよ。

兄貴があんな女に取られて、

下手すりゃ付き合うかもしんねーんだぞ？

もう4人で遊びに行けなくなんだぞ？

あの女入れて5人になんだぞ？

いいのかよそれで。」

あ「…よくはないけど。」

冬真「そんなにAに詰めやんなよ。

いざとなれば俺が邪魔するからさ

兄貴もAいんのに美咲ちゃんに

惚れたりしないでしょ。」

夏向「A、

兄貴が取られないようにちゃんと見とけよ

後、あいつになんかされたらすぐ言えよ

俺がお前を守る。」

あ「ありがとう。分かった。」

3人での帰り道。

家まであともう直ぐ。