CS_口説い探偵はお嫌いですか。

_ SV〜 ページ4

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「私は嫌いなニンゲンは居ますが、ニンゲンは嫌いではない。そこは履き違えないで頂きましょう、私の名誉に関わります。第一＿＿＿＿ニンゲンよりも、貴方の方が嫌いです。解ったような口振りの貴方には、前々から心底呆れておりますよ。……さあ、いつもの長々しい口上は何方に置いてこられたのでしょう」

「そうですね、“貴方が殺したがっていたのは、もしや私だったのやも知れません”。それで良いでしょう、この場ではその拳をお収めなさい。勿論、私はどちらへも逃げませんとも。……恋しい貴方の側でなら、如何に凄惨な殴打の音も、痛みも、小鳥の囀りに等しいでしょう」

「私は嘘を信じますよ、嘘だけは嘘を吐きませんからね。……だからこそ、それは嘘であると分かるのです。ああ、嘘は何も悪いことはしていません。ただ、使い捨てられただけ。なんて可哀想な、可哀想な……道具なのでしょう」

「私は貴方を好いていますよ。この極上の愛を、いつでも貴方へ差し出すことができる。……唆りませんか？それなら、そうですね＿＿＿＿“俺”が貴女を娶りましょう。と、言った方が宜しいですか。はは、可愛いですね。私から目を逸らして“ダメ”だなんて。はい、であれば私は何テイクでもやり直しますよ。貴方から、OKが出るまでは」

「“昨日の私は死にました”。その為、昨日の文句はもう受け付けておりません。ご理解下さい。……そういうことではない？いえ、そういうことでしかないでしょう。何故なら、貴方のあれは誘い文句。言い回しは随分と退屈ですが、ねぇ？」

「私は音楽が好きです。……貴方の隣で聞く音楽は、もっと好きですよ」

「血を分つ兄達に情を抱こうと思える程、私は優しくはありませんが……不幸を願おうと思える程、嫌ってもいません。無関心なだけ、それ以上ともそれ以下とも言いません。ただただどうでもいい、血を分けた以外には、何もない相手です」

【好き】女性,物分りの悪い女性,演劇部としての活動,ニンゲン

【嫌い】物分りの悪い男性,喚き声,

【趣味】音楽を聞く,演劇鑑賞


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