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僕達はただ普通に過ごしたかっただけなのに、なんでこうなったんでしょうか___














…あれは、遡ること5年前。







僕達が11歳の頃の話だ。





僕達は元々親同士の仲が良かったという事で、小さい頃からよく遊んでいた。










……あの日も、ただ遊んでいただけの筈だった。







5年前の1月23日、1時頃に僕達はいつもとは違う所で遊んでいた。


その場所は廃屋でした




しかもそれなりに広くて、子供が遊ぶにはうってつけの所。…そんな風に遊んでいたらいつの間にか時計の針は5時を指していました。



こんな時間に帰ってしまったらお母さんに怒られる、と黄瀬くんは顔が青ざめてました。



他のみんなも黙って俯いている中、赤司くんがこう言いました。






「朝までここにいよう。ここで寝ていたら親が来た時も何かがあったと思って怒るんじゃなくて心配しかしないさ」





その頃の僕達の頭の中には怒られたくない、という考えしかなくて、直ぐにその案にのった。




しかし問題は他にもあった。




「…でも、私お腹空いた」




そう。

もう5時になっているのに僕達は何も食べていなかったからお腹が空いていた。
でもお金も何もないから何も買えない。




「1日くらい大丈夫だろ。怒られたくないんなら我慢しろよ。さつき」



「怒られるのはやだ!」




ここら辺は流石青峰くんと言うだけあって、1番長い付き合いの桃井さんを説得してました。

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作者名:さくや | 作成日時:2019年5月8日 19時

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