引き継ぎ本丸の幼女審神者ちゃん (ページ7)

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4話ページ7

そして3日後の朝。

パパはいつも通りお仕事に行く。

今日は本丸ってところにママとお兄さんと3人で行く日。

母「Aちゃん、今日はお仕事見に行こうね。」

『うん！じいじのおしごとみる！』

お兄さんが来るまでお菓子を食べて、刀っていう武器についてママと予習をした。

たくさんいるから分からないけど、初期刀さんと初鍛刀さんって人は覚えた。

じいじの1番最初の刀だって言ってたから、じいじのことたくさん知ってるんだろうな。

会ったらたくさん聞くんだ、じいじのこと。。

11時になるとチャイムが鳴って、お兄さんが来たのが分かった。

ママはドアを開けて出迎える。

紅葉「こんにちは。本日はよろしくお願いします。」

母「こちらこそ、案内よろしくお願いいたします。」

お兄さんは深々と頭を下げてお辞儀をした。

ママもお辞儀をしたから私も急いでお辞儀をした。

クスクスと笑う2人が楽しそうで私もえへへと笑って顔を上げる。

お兄さんの後を追いかけるように家を出るとどこにでもありそうな普通のが停まっていた。

お迎えがあることにびっくりしてママの後ろに隠れたけど「大丈夫よ、じいじも乗ってたからね。」の声でほっとした。

ふかふかしたクッションにはしゃいでちょっと怒られたけど、いつもと変わらないママの表情に緊張はいつの間にか無くなっていた。

10分程車で移動すると、たまにママと行く市役所に付いた。

キョトンとした顔で車を降り、市役所のビルを見上げる。

『ここにあるの？』

母「ふふ、お家からはここから行くことになるわね。」

『わかった！』

その後すぐにお兄さんに案内されてエレベーターに乗る。

ビルの真ん中の方まで上ると、部屋に案内される。

中に入ると、目の前には桜の壁紙で包まれた温かい空間が広がっていた。

そのまま奥へ足を進めると、ビルにはとても似合わない赤い門が1つ置いてあった。

そこを開けると視界が白に包まれ、目を開くととても大きなビルが目の前に佇んでいた。