引き継ぎ本丸の幼女審神者ちゃん (ページ20)

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17話ページ20

その一振りはコップを持ってこう言った。

？？？「ほんだら、皆集まったき、乾杯にしゅう！杯は持ったかえ？」

明るい声が響けば皆が酒器をもつ。

私も慌ててマグカップを持った。

彼は周りを見渡し、合図を送る。

？？？「行くぜよー…？乾杯！！！」

「「「「「乾杯！！！」」」」」

彼の元気な声に皆が声を出して乾杯する。

賑やかになった部屋の中、周りの者と話し終わった彼がこちらへ近付いてきた。

？？？「隣いいかえ？えっと、Aじゃったかの。」

『うん！いいよ！』

陸奥守「そりゃ良かった、わしは陸奥守吉行じゃ。坂本龍馬の佩刀として知られちゅうが…、おんしはまーだ知らんかもしれんのう。まあ大人はよーく知ってる人じゃ。」

その言葉にママの方を向いて聞く。

『ママもしってる？』

母「ふふ、知ってるわよ。ママも学校で習って知ったの。」

『すごいひと…。』

陸奥守「ほうじゃあ、ごっつい人じゃった。」

『ごっつい？』

陸奥守「あー…、方言は難しいかったか…、ごっついは凄いって意味じゃき。」

『ほーげんわかんないけど…、A、たくさんおぼえるね！』

陸奥守「ほんまかえ！？そりゃええが！楽しみしちゅーにゃー！」

『うん！がんばる！』

ニコニコと笑い合うと陸奥守は離れていった。

すると次は小さな二振と大きめの一振がやってきた。