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祐｢ただいま〜｣
母｢おかえりなさ〜い｣
祐｢え、この靴…｣
A｢祐也…!｣
祐｢…A…?!なんで…｣
俺はあまりの出来事に固まってしまった
だって実家に帰ったら別れたはずのAがいたんだから…
俺があんなに傷つけて別れた…
A｢祐也､ちゃんと話したい｡｣
祐｢も､もう話すことなんてないよ｡帰って?何でいるの？ここ俺ん家なんだけど｣
俺は必死に言葉を投げた
A｢嘘…｣
祐｢嘘なんかじゃない!早く帰れよほんと迷惑!俺は顔も見たくない!!｣
A｢……｡全部､聞いたよ?｣
祐｢え…？｣
A｢祐也の…病気のこと……｡｣
祐｢…!!!｣
A｢癌…なんでしょ…？｣
祐｢は…は？何言ってんの？意味わかんねぇし｡仕事で疲れてんの､帰って?｣
A｢祐也､｣
祐｢早く帰ｯ…!ゴホｯゴホｯ｣
A｢祐也!!?｣
祐｢な…触んなって！｣
母｢もういいのよ祐也…｣
祐｢母さん…？!｣
母｢ごめんなさいね割り込んで。でももう見てられない。もういいの｡Aちゃんは本当のことを知ってる｣
祐｢………｣
A｢祐也…｣
祐｢……そうだよ癌だよ｡医者には今のところ余命一年か半年って言われてる｣
A｢うん…｣
祐｢……じゃあね｣
A｢私､祐也の傍にいたい｣
祐｢!!…無理だよ…｣
A｢お願い祐也!｣
祐｢ずっと一緒にはいられないんだから…｣
A｢そんなのまだわかんないでしょ!?祐也…生きることだけを考えて?｣
祐｢だって今の時点で半年なんだよ?生きるって…｣
A｢希望があるんだから捨てないで!!｣
祐也｢…そんなの…無理に決まってんじゃん…｣
A｢私は、"祐也"と話をしに来たの！お願い…!本心を聞かせて?…｣
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作者名：*ri-ta | 作成日時：2014年12月4日 15時
