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祐「…!まっすー…」
増「ごめん聞いちゃった。手越、Aちゃんは手越といたから笑顔だったんじゃないの?」
祐「え…」
増「Aちゃんの笑顔は、手越がいたからなんだよ?」
祐「俺…?」
増「あぁ見えてあの子、手越と出会う前にいろいろあって、一時期笑えなくなったこともあるんだ…」
祐「Aが?!」
増「うん。友達とか元彼とか家族とか…結構立て続けに重なっちゃって、でも抱え込んじゃう性格だから、だんだん溜まっていったんだろうね…心から笑えなくなってた。」
祐「ッ!……」
増「俺たちにはどうすることも出来なくて、どうしようかと思ってたときにシゲが"新しい環境を作ってみようよ"って言い出したんだ」
祐「それで俺と…」
増「手越の女性不信みたいなのも何とかしたかったし、ちょうどいいかなって…笑」
小「でもそのおかげで2人とも自分を取り戻せたんでしょ?」
増「そうなんだ。ちょっとびっくりするぐらいうまくいった」
小「手越、どうすんだよ!Aちゃんにはおまえがいなきゃダメなんだよ!」
祐「……よ…」
小「え?」
祐「俺がいなくなったらどうすんだよ!ずっと一緒にいれればいいよ?でもそうじゃないんだ!俺はいずれいなくなるんだよ!そうなったらAは今以上に悲しむことになるだろ!」
小「手越…」
増「…」
祐「あぁ、ごめん。…なんか余裕なくなってたわ…」
ス「増田さーん!錦戸さんが終わりましたので、次お願いしまーす!」
増「あ、はーい!」
スタッフが呼びに来てまっすーは撮影に行った
残された俺たちは、どちらも口を開こうとしなかった
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作者名:*ri-ta | 作成日時:2014年12月4日 15時