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??「あれ?Aちゃん?」


声がして、後ろを振り返るとまっすーとシゲがいた



増「Σ!!どしたの!?」


A「え?」


加「泣いてる…?!」



2人に言われて、初めていつの間にか自分が泣いていたことに気付いた




A「え?…うわΣ!!あれ?どしたんだろ私;;」



加「はい、これ使いな?」



シゲはタオルを差し出してくれた



A「あっありがとう、ごめんね」


増「…大丈夫?」


A「大丈夫だよ!私としたことが…笑」




そう言って、笑ったつもりだった



増「…無理して笑わなくていいんだよ」


A「無理してなんかないよ?」


加「俺たち何年つるんでると思ってんの?わかるんだよ」


A「………」




何も言えなかった。



増「Aちゃんはよく頑張ってる。俺たちの前でぐらい、思いっきり泣いていいから」



A「……ッ…」


加「向こう行く?」


A「どっか行くと祐也が心配するといけないから…」



増「だから涙堪えてるのか…」




まっすーはそう言って私の後ろ側に廻った



増「もういいよ。今なら手越からAちゃんの顔は見えない」


A「え?」



祐也の方を向こうとしたら、まっすーで見えなくなっていた



増「もう我慢しなくていいから」


A「ッ…ごめ…んね……ッ」





私はまっすーとシゲに見守られながら、思いきり泣いた。

今まで心にしまっていた想いや、誰にも言えなかったこと、ずっと堪えてきたものが一気に出てきた



まっすーやシゲに何かを言ったわけじゃないけど、言葉の代わりに涙がたくさん溢れ出てきた


2人はそれを、ただ黙って受け止めてくれた


シゲは後ろから背中を摩ってくれていた

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作者名:*ri-ta | 作成日時:2014年12月4日 15時

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