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A｢こうやって２人で歩くの久しぶりだね｣
祐｢そういえばそうだね〜｣
A｢幸せ♪｣
Aはそう言って繋いでる手をぎゅっと握ってきた
今の幸せを噛み締めるように…
祐｢俺もだよ…｣
Aの手を握り返し､もっとAに近づいた
しばらく歩いてると信号に差し掛かった
A｢あ!赤になっちゃった｣
祐｢当分かわらないな｣
A｢ここの信号ほんといっつも長いよね｣
祐｢歩道橋行こっか｣
A｢うん!｣
階段を昇ろうとしたら上から人が降りてきたから､繋いでた手を一度放して一列になった
A｢あ、ねぇ祐也｣
昇りながら後ろからAが呼んだ
祐｢ん？｣
A｢私ね､祐也が階段昇ってるときの背中､好きなんだ〜｣
祐｢背中？｣
A｢うん｣
祐｢なんだよそれ 笑｣
そんなことを言ってるうちに上まで昇りきった
そして俺たちはまた､手を繋いで歩いた
A｢ほんとに!かっこいいんだよ?｣
祐｢わかんないよ自分の背中なんて 笑｣
A｢ほんとなのにな〜。｣
祐｢そんなこと言うのAぐらいしかいないよ。初めて言われたもん 笑｣
A｢私はずっと前から思ってたよ?｣
祐｢だから時々階段で躓いてたのか…笑｣
A｢そうだよ。だって背中見てるから足下なんか見てないもん 笑｣
祐｢自信満々に言うなよ 笑｣
可愛いなぁー。
歩道橋昇ってるときの自分の背中なんて見えないけど、Aが言うんだからかっこいいんだよきっと 笑
ずっとこんな時間が続けばいいのに…
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作者名：*ri-ta | 作成日時：2014年12月4日 15時
