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A「え?」
祐「やっとAの笑顔が見れた…!」
A「やっと…?」
祐「うん、俺頑張って良かったぁ〜」
そう言われてようやく意味がわかった。私、全然祐也の前で本気で笑えてなかったんだ…
祐也が少しでも楽になれるために何かしようと思って、そのことだけに必死になってた。
そんな余裕のない中での笑顔は、きっとひきつってたんだね…
ごめんなさい祐也…
祐也は私の笑顔を見ようといつも頑張ってくれてたんだね
祐「A?!」
A「Σ!あ、ごめんごめん、ぼーっとしちゃった…」
祐「俺が手術してから、Aも毎日病院来てくれて、大変だったでしょ?しばらく大丈夫だからAも休んで?」
A「私は全然大丈夫だよ?」
祐「だーめっ!ちゃんと休まなきゃ!Aが倒れちゃうよ」
A「……わかった。ちゃんと休むから、安心して?」
祐「よし!あ、あと学校は?」
A「今は長期休みだから、大丈夫だよ」
祐「でも、レポートとか課題あるでしょ?」
A「そこらへんは任せなさい。私レポート書くの早いから」
祐「いつも頭抱えてるくせに…笑」
A「ゔ…でもでも、ちゃんと少しずつ進めてるからほんと大丈夫!」
祐「ほんと?帰ったらチェケラするよ?笑」
A「うん!笑」
祐也、自分が病気なのに私の心配してくれてる…
もっとしっかりしなきゃ!
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作者名:*ri-ta | 作成日時:2014年12月4日 15時