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蓮side
帰ってきたら
真っ暗で
なんかあったのかもって思って慌てて電気をつけて家に入ると
ただソファに座ってぼーっとしてた
蓮「駿、駿⁉︎」
駿佑「あれ、もうそんな時間？」
蓮「どうしたの？」
駿佑「考え事してた」
蓮「駿？」
駿佑「えと…」
蓮「なんか悩んでる？」
駿佑「…」
蓮「1人で悩むのは無しだよ」
駿佑「不安になっちゃってん…ちゃんとこの子達のお母さんなれるんか…俺のせいでこの子達が傷つくことにならへんか…」
不安になっちゃってたのか
駿佑「俺が言われる分にはいい…今幸せやもん…ただ子ども達が俺が男やからって傷つくのは…絶対嫌…」
蓮「駿は1人じゃないよ…」
ギュッ…
蓮「もしこれから先…駿や俺らの子どもに嫌なこと言う人がいたら俺が許さない…俺が駿も…子ども達も守るから」
駿佑「ん…ありがとう…」
安心した顔で笑った
蓮「つわりは？」
駿佑「まぁへーき」
少しお腹も出てきた駿
4人もいるのにつわりが来てないというまさかの奇跡
蓮「そか」
駿佑「んー…」
蓮「どうしたの？」
駿佑「蓮くんってきんぴらつくれたりする？」
蓮「んー、作ったことない…」
駿佑「なんか急に食べたくなった…」
蓮「そう？」
駿佑「めっちゃ好きやってんお母さんの…きんぴらと唐揚げ」
蓮「そうなんだ」
駿佑「あー、話したら余計食べたくなってきちゃったぁ…」
しゅーんと耳の垂れた子犬みたいになった
可愛いって思いながらも
よく考えたら高校生で上京して引退してからは俺といてって
あんまり両親に甘えられてないんだよな駿って
駿佑「すー…」
寝ちゃった
とりあえず駿のお母さんに電話をかけることにした
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作者名：シオリ
| 作成日時：2024年1月13日 7時
