55 ページ10
駿佑side
相変わらずの凄い勢いで走っていった
流星「たまにさぁ…何で駿佑があの2人と友達のままなんやろーって思うわ」
大吾「確かに…駿佑とは正反対やもんな」
駿佑「確かに…僕もそう思う…でも…和くんと謙杜とは…一緒にいて落ち着く…僕は2人の話聞いてるだけでも楽しいし…僕のこと気にかけてくれるし…それに…」
なんて言ったって
駿佑「僕の初めての友達やから…」
大吾「まぁ、俺らと丈くん達と似てるかもな」
流星「確かに…」
大吾「実はな、駿佑」
駿佑「え？」
大吾「駿佑やから言えるんやけど…俺らさ、駿佑の気持ちわかるねん…」
駿佑「どういうこと？」
大吾「俺らも暴力受けてた身やからさ…」
駿佑「そうなん？」
流星「俺らも初めは人が怖かったし…全然信じられへんかったし…」
駿佑「そうやったんや…」
流星「俺らもその事がなかったら…黒影組の提案なんて…絶対乗らんかった…」
駿佑「そっか…」
今考えたら…
官兵衛達って
すごく大事にしてくれたんやな…
僕のこと
駿佑「ありがと、僕戻るね」
家に帰ったら新吉さんは仕事みたいで
俺はお店屋さんに
お丸「駿佑、今日もありがとうね」
駿佑「いえ」
お丸「何か悩みでもある？」
駿佑「え？」
お丸「なんだか最近ね、元気がない気がして」
駿佑「そんな事ないですよ」
なんかバレそうやなぁ
俺が官兵衛達に会いたいって言うのは
謙杜達だけの秘密にしとかな
育ててくれた人たちに申し訳ないから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シオリ
| 作成日時：2022年11月27日 16時
