All is well～出会い編～ (ページ16)

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潤side

思わず冷たいことを言ってしまった

ガキだってわかってるけど

忠「潤くん…話聞こか？」

潤「…」

忠「嫌やったらいいねんけど…」

潤「いや…聞いてほしい…」

忠「ん、わかった」

タツは俺の隣に来た

潤「俺…多分必要ない子…だったんだよね…」

忠「え？」

ーーー
俺の親は母親が大きな事業をやってた

それで後継は女って感じだった

俺が生まれた時にはもう姉がいて

俺は予定外の子だった

だから

潤「ねぇ…」

俺が声をかけても

無視される

そのかわり

「美穂はすごいわねー」

「ほんとだなー」

俺の存在は空気だった

どうしても構って欲しくて

色々なものを隠したりしたけど

それでも何も言ってくれなくて

むしろ冷たい目で見られるようになった

何度か繰り返してるうちに

我慢できなくなったのか

施設に捨てられた

ーーー
潤「俺多分…自分に振り向いてもらいたいだけなんだ…」

忠「潤くん…」

潤「こんなんだから…俺…捨てられるんだよな…」

雅「松潤！」

潤「わっ！」

雅「俺は松潤の味方だからねー！」

忠「ま…まーくん…」

潤「大号泣しながら言われても…」

俺より年上だよなこいつ…

忠「潤くん」

潤「え？」

タツは立ち上がって

忠「僕は潤くんの味方やから！僕は潤くんのこと、見捨てたりせんからな！」

雅「お…俺もぉ…」

あー…俺…

1人じゃないんだな…

そう思ったら涙が出てた