自分の居場所3

皆の出会い ページ19

大倉side


今日はお店の定休日の日


大「あれー…どこやったかなぁ…」


色々メニュー書いてた本どこやったっけ？


しばらく探してたら


大「あれ…？これ…」


俺が開いてみたら


俺らが子供の頃のアルバムで


大「懐かしい」


有「あれ？何してるの？」


大「皆で見よ？」


リビングに行ったら


安「あれ？それ何？」


中「何々ー？」


伊「それアルバムじゃない？」


錦「ほんまや」


村「懐かしいな」


大「見返したいなぁって」


高「たまにはいいんじゃない？」


色々と開いてみる


それで子供の頃から高校生まで


それと時々最近の写真も


渋「まさかこうやって見返す時が来るなんてな」


岡「こうやって仲良くなるのも奇跡みたいなもんだもんね」


安「まぁ全部振り返ったら…大倉がきっかけやけどな」


大「おれ？」


丸「人が怖いって思ってた俺らも」


八「親が亡くなって心を閉じてた俺らも」


薮「最初のきっかけは大倉くんだもんね」


大「いや…そんな…」


俺そんなたいしたことしてへんよ…


まぁでも


久しぶりに振り返ってもいいかもな



ーーー
俺は物心ついた時から施設にいた


親の顔も


親がどんな人かも


全く知らんかった


でも施設の人はいい人やし


楽しく過ごしてた


そんな時


大「新しい子？」


「うん、仲良くしてあげて欲しくて」


大「おん、わかった」


どんな子やろうなぁ

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