evil woman55★ ページ13
同じクラスの水谷くんに、放課後屋上に来て欲しいと頼まれた。
何だかよくわからないけど、告白ではないと思う。
それだけは言える。
颯「A、部活行こ」
『水谷くんに呼び出されてるから、ごめん』
颯「ふーん……俺、待機しとく?」
『大丈夫。颯は先に部活行って、遅れるって伝えて。あ、私の鞄持ってってくれない?』
いーよ、また後でね、と二人ぶんの鞄を持って教室を出て行く颯。
__さて、私も行こうか。
・
屋上。
ドアを開けて見渡してみるも、水谷くんの姿は無い。
『水谷くん?』
呼んでみても返事が返ってくることはなかった。
ふぅ、と息を吐いて柵の方へと歩を進める。
柵に寄りかかって校庭を見下ろした。
その時だった、
?「ノコノコやって来るなんて、本当に馬鹿ねぇ!」
耳障りな声が聞こえたのは。
『白咲、さん?』
スミレ「あははっ、何でって顔してるねぇ?特別にぉしえてぁげる!水谷くんはね、スミレの味方なの!」
『水谷くんが…?』
スミレ「そぉよぉ!残念だったわねぇ」
『…っ』
まずい。
私は、逃げるようにドアに向かって走る。
スミレ「逃さなぃ…!!」
『ひゃ!!』
足を引っ掛けられ、ドサっと倒れ込む。
『った…』
スミレ「ふふ、こんなんで根をあげてもらっちゃぁ困るわぁ!」
どかっ、と脇腹を蹴られる。
私はげほっ、と咳き込んだ。
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三日月詩織(プロフ) - Skyさん» 最後まで読んでくださりありがとうございました!嬉しいです! (2017年10月29日 17時) (レス) id: bfb4b553ee (このIDを非表示/違反報告)
三日月詩織(プロフ) - 初音さん» あきなし さえらです!すみません、ルビふりしておけばよかったですね笑 (2017年10月29日 17時) (レス) id: bfb4b553ee (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 春夏冬 冴羅 って何て読むんですか?! 気になっちゃって…(笑) (2017年10月28日 11時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - 完結おめでとうございます。最後まで楽しく読ませていただきました…!お疲れ様でした! (2017年9月10日 18時) (レス) id: 801c0787d7 (このIDを非表示/違反報告)
三日月詩織(プロフ) - 姫羽さん» ありがとうございます!最後まで読んで下さって嬉しいです!そう言って頂けるとこちらとしてもこの作品を書いて良かったです!本当にありがとうございました! (2017年9月10日 14時) (レス) id: bfb4b553ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三日月詩織&ness x他1人 | 作者ホームページ:p://
作成日時:2017年6月4日 11時