大切な忘れ物 .。 ページ2
* 大切な忘れ物 .。
____
__ 放課後の教室 .。
私は忘れ物を取りに戻って来ていた .。
「 あった!! .。 良かったぁ .. .。 」
目当ての本を見付け .、 ホッと一息 .。
教室の窓の外には夕焼けの紅に染まる空に .、 うっすらと流れる雲が風景画の様に掛かっていた .。
「 あれ .、 何この手紙 .. ? .。 」
ふと足元に .、 薄桃色の綺麗な便箋が落ちているのに気付き .、 そっと手で拾い上げる .。
.. .. 名前は ____ 『 漆黒の翼 』.。
.. 海藤くん一択じゃん .。
まぁ .、 明日にでも届けよう .。
「 さ .、 帰ろっ .。 」
数秒後 .、 窓から目を離しては帰ろうと教室のドアへと駆け寄った .。
ガラッ .、
「 うわっ!? .。 」「 きゃっ!? .。 」
ドサッ .. .。
「 いってて .. .. ぁ .、 大丈夫か!? .。 」
「 いったぁ .. .. うん .、 大丈夫って .. 海藤くん!? .。 」
「 ぉ .、 大原 .. !! .。 」
ドアを開けて教室から出ようとした刹那 .、 教室に入ろうとしていた海藤くんとぶつかってしまったらしい .。
ナイスタイミングやん .。
「 慌ててたもんだからつい .. .. 立てるか? .。 」
海藤くんは私より一足早く立ち上がり私へと手を差し伸べて暮れた .。
「 ぁ .、 ありがとう __ わっ!! .。 」
「 っわぁ!? .。 」
私は海藤くんの手を受け取り立ち上がろうとするも .、 相手が海藤くんと言うことも合ってか足元がふらついてバランスを崩してしまった .。
海藤くんも巻き添えにしてまた倒れた .。
いや .、 海藤くんが女子並みに力無いのは知ってたんだけど()
「 ごめん .、 直ぐ起きるっ!! .。 」
「 いや .. .. 全然大丈夫だ .. .。 」
なんて私も恥ずかしくなってはお互いにパッと離れた .。
頬が熱い .。
「 ぁ .、 そうそう!! .。 さっき手紙を拾ったんだけど __ 」
と .、 話題を変える様にさっき拾った便箋を慌てて取り出そうとし .、 手が滑って思いっきり床にばらまいてしまった .。
「 うわあぁ .、 ごめんね!! .。 今拾うから!! .。 」
「 いや .、 その .、 それ .. !! .。 」
__ そこで私は目に映ってしまった光景に息を飲んだ .。
手紙の差出人は勿論『 漆黒の翼 』こと海藤くん .。
.. .. 内容は .、 痛々しい厨二病ポエム .。
4人がお気に入り
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ちょこみんと*小夜 - クルミs __ コメント有り難う御座います!!(( この小説にキュンキュン要素は求めて無かったんですけど .、 楽しんで頂けて幸いです!! .。 キュンキュン要素は本家に費やします(((( 鳥束良いですよねぇ .、 鳥束 .. .. うん .、 ネタを考えねば((((早くしろ (2018年5月15日 19時) (レス) id: 06744f8617 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ - この小説面白いしキュンキュンします!私は鳥束君大好きなので増やしてもらいたいです(≧∇≦) (2018年5月14日 22時) (レス) id: 117cdf2722 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと*小夜 - 『 椛* 』から『 ちょこみんと*小夜 』に改名しました .。 (2018年5月12日 21時) (レス) id: 06744f8617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこみんと*小夜 | 作成日時:2018年4月26日 20時