どうも、僕は忍たまだよ。・・・女だけどね♪

無事でいて。ｂｙ勘ちゃん ページ21

勘「戻らない・・・」

雷蔵「えっ？」

勘「Aが戻って来ないんだ！」

三郎「そういえば・・・！」

兵助「あぁ、戻らない。Aの事だから心配無いと思ってはいたが・・・」

八「これだけ遅いと・・・」

勘「探しに行くぞ！」

五年「おう！」


兵助「先生！〜かくかくしかじか〜で！！」

先生「分かった。探しに行きなさい。」

兵助「ありがとうございます！」


勘「よし。行くぞ！！」


きっと滝の近くだ。あの辺は迷う道では無い。だとすれば・・・


勘「滝から落ちたか・・・」

八「早く見つけないと！！」


滝の上に着いたがAはいない。


三郎「おーいAー！！」

雷蔵「どこだ〜！！」

兵助「おい、これ・・・」


兵助が拾い上げたのは、俺らと同じ紺色の頭巾。何かが刺さったのか、穴が開いている。


雷蔵「Aのヤツだ！」

三郎「ま、まさかあれは・・・」


三郎が下を見る。滝つぼに人が倒れている。


勘「Aだ！！」

兵助「何ッ！！？」


兵助が木を伝って降りていく。俺達もそれに続く。


勘「やっぱりAだ！」

八「Aー！」


八左ヱ門が呼ぶと、Aはうっすら目を開けた。


あ「あれ、八ィ・・・お前も死んだの？」

八「何言ってんだ！！俺もお前も生きてるぞ！！」

あ「ほんと・・・？良かった・・・うっ！痛ッ・・・」

雷蔵「だ、大丈夫！？」


見ればAは左手の指二本と、右足が腫れている。


あ「多分、手は突き指で、足は捻挫かも・・・ね」

三郎「早く帰ろう。立てるか？」

あ「・・・痛ッ！しかもふらつく・・・」


だと思った。顔も赤いし、熱もありそうだ。


勘「兵助。」

兵助「分かった。よいしょ。」


兵助にAを抱き上げてもらう。


あ「ありがとう兵助・・・」

兵助「いいよ。さぁ、帰ろう。」


とにかく、戻ろう。



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続きは次回！

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