【文スト】やつがれと新米保育士！

探偵日誌1　〜事件はバラ組で起こった〜 ページ5

4月8日

僕の担任するクラスは何かおかしい。
分かってしまった

ーーーー・−−−−・−−−−
呼吸は安定している。死ぬ恐れはない。


堀「おはようございます。今日から皆さんの担任になった、堀辰雄です。今日からよろしくお願いします。」
僕は、初めて仕事、というものについた。だから自己紹介なんてできないと思ってたけど体が覚えていた。

さて、園児たちの資料に目を通して...

あれ？


あれれ？

女子二人だけ？

うーん...

ま、いいか！


堀「それじゃ、一番から、江戸川乱歩君！」

江戸川「江戸川乱歩、しょうらいはめいたんていです！」

おお、おっきいなあ！名探偵というのがまた...

〜十分後〜

堀「次、谷崎くん！」

谷崎「「はい！」」

堀「あれ？谷崎くん二人いるの！？」

潤一郎「こら、ナオミ！ぼくがよばれたの！」

ナオミ「おにいさまといっしょがいいの。」

か、か、か、可愛いいいいいいいいいいいいいいいい…

江戸川「ちょっとここにへんたいせんせーが...「すみませんでした。」


堀「じゃあ、次、樋口一葉さん！」

樋口「ひぐち...いちようです...みなと幼稚園から来ました。」

ああ！あの、三人のうちの一人か...


堀「じゃあ最後、宮沢賢治君！」

宮沢「ハイ！みやざわけんじ、よんさいです！ご迷惑をおかけしますがよろしくおねがいします！」

迷惑かけるの前提なのね...困ったな。。。


〜職員会〜


「「「この幼稚園は天国ですか与謝野先生！」」」

与謝野「気に入った様子だね、結構結構！！」

貴「芥川君めちゃ可愛いじゃないですか！なんで隠してたんですか寛ちゃん！」

菊池「俺の子じゃねーよ！それより、太宰...あの歳で中二病とかヤバイわ...」

堀「かわいいですよね、みんな！大好きです！」

与謝野「じゃ、次のミッションも楽勝でしょうね...」

「「「ハイなんでも」」」

与謝野「とりあえず、みんなの履歴書、見直すわね...」

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