【実況者】魔法使い候補は天使に恋をする【レトルト】

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｢じゃあ、また｣




｢おう
寒いから体調崩さんよーに気をつけてな｣




｢うん！ありがとう｣









店から出てまた彼女を前の公園まで送り届けた
二人で過ごす時間はあっという間で
他愛ない話をしていたことがなんとなくもったいないような、でも楽しかったし....考え出すと止まらない



もうちょっと、もうちょっと、なんて
少しでも君といる時間を伸ばしたくて
少しでも長く君の近くにいたくて
なんて、気持ち悪いかな、俺









さよならした後も、少し歩いてから振り返ると






彼女と目が合った






少し驚いたように笑うと、手を振ってくれる彼女に俺も手を振り返す









幸せやなぁ...









しみじみとそう感じながら今日1日のことを思い返してみる








Aちゃん今日も可愛い格好してきてくれたなぁ
もしかしてあれ俺のために選んで着て来てくれたとか？
なんて自惚れすぎかなー...





思い返しながらにやけを止めることができない。
口角が上がるのを止められない









アップルパイ、めっちゃ喜んでくれてたなぁ
あのときのAちゃんの笑顔、可愛かったなぁ
そんなに好きやったんやな









そして思い出した









ほっぺについたケーキの欠片をとってあげた時のことを。









....あれ、なんかあれ少女漫画に出てきそうやない？？


....うっわ、思い返すとめっちゃ恥ずかしいことしてたんやな俺...









途端に顔に熱が集まる
赤くなった顔を隠すべく俺は手で顔を覆いながら家に帰った

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