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深澤達は阿部を引き連れて家に帰り、そしてさっき話したとおりラーメンを食べながら阿部の話を聞いていた。
紫「ふーん。親父さんに騙されて、おふくろさんが死んだって訳だ」
緑「あの人もさ、騙したくて騙したわけじゃないって分かってるんだけど」
黄「でも、簡単に許せるわけがねぇよな」
緑「そういうこと」
3人で向かい合いながら、ちゅるちゅるとカップ麺を食べている。
何か不思議な光景だなと岩本は思いつつも、全然違和感を感じなかった。
緑「ところで、2人はヤクザなの？家の看板にデカデカと白雪組って書いてたけど」
紫「ん、そうだよ。まぁ照と2人しかいないけどね」
黄「一応こいつが組長」
緑「………これが？」
紫「これって言うなよ！」
阿部が信じられないと言った感じで深澤を指さした。それもそうだろう。知らない男に普通に話しかけて、しかも一緒にカップ麺を食べようと誘って色々と緊張の無さすぎる男が組長だなんて。
黄「こんな奴だけど、まぁ頼りにはなるよ」
緑「だろうね」
紫「なんだろ。すっげーバカにされてる気がする」
拗ねたように深澤がほっぺたを膨らませる。それを見て、岩本と阿部が笑った。
緑「変な奴ら。全然ヤクザっぽく見えないし」
紫「これでも背中に刺青は彫ってあるよ。見る？」
緑「……見せてもらってもいい？」
そう答えた阿部に刺青を見せる為に、深澤と岩本が上を脱いだ。そして背中を見せる。
深澤の背中に彫られた龍。岩本の背中に彫られた虎。それを阿部はじっと見つめていた。
緑「すごい迫力だね」
紫「まぁね」
緑「………ね。俺も刺青彫りたいんだけど」
紫「は？」
緑「そして、この組に入りたい。入れてよ、俺を」
阿部の言葉に、深澤が真剣な表情になる。ジッと阿部を見つめていた。
緑「俺にはさ、もう恨みしか残ってないんだよ。それを忘れた時が怖い。忘れたくない。だから、背中に刻みたい」
黄「で？」
紫「阿部ちゃんがここに入りたいって思うのはなんで？」
緑「単純に、2人がいいなって思ったから」
紫「結構嫌なこともあるよ。人を騙したり、傷つけたりもする」
緑「別にその事に躊躇いはない。ダメ？結構役に立てると思うけど」
深澤と岩本は顔を見合わせる。そしてクスリと笑いあった。
紫「いいよ、阿部ちゃん。ようこそ、白雪組へ」
こうして阿部が仲間として加わった。
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鳥(プロフ) - リクエスト失礼します！紫さんが色々あってめっちゃ機嫌悪い時に白さんが絡みにいっちゃって紫さんがガチギレして白さんが必死に謝るみたいな話が見たいです！よろしくお願いします！ (2020年7月21日 20時) (
レス) id: 1630307406 (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - リクエスト失礼します！赤さんが誘拐されて、翔太くんが激怒する話をお願いします！白さんメインではないんですが、書いてくださると嬉しいです (2020年7月20日 23時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - わかりにくくてすみません！ (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - いつも更新楽しみにさせていただいてます！リクエスト失礼します。ラウールが学校でリンチみたいなのをされてしまい、虐待の時のことを思い出して自殺未遂みたいなのを隠れてしてしまっていて何日か後にばれてみんなから愛されてるよって感じの話が見たいです。 (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ませていただいてます。リクエストをお願いしたいのですが、黒さんが紫さんを庇って怪我するお話が見たいです、白さんメインでは無いのが無理なら全然大丈夫です！もし可能でしたらよろしくお願いします。 (2020年7月14日 18時) (レス) id: b8eb487ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーちゃ
| 作成日時：2020年6月30日 19時
