忘れられない記憶 ページ39
mu-pon様リクエスト作品になります。
☆★☆★
生まれてから今まで、宮舘は心の底から幸せと感じたことは1度もない。唯一安らぎを感じられたのは、幼なじみである渡辺と一緒に過ごしていた時。
家はヤクザで、両親も厳しくて。誰も宮舘と仲良くしてくれる人なんていなかった。
そんな中、渡辺だけは怖がらず宮舘と仲良くしてくれていた。
赤「……ありがとう、しょうた」
青「は？何が」
赤「俺と一緒にいてくれて」
1度だけお礼を言ったことがあった。こんな自分の傍にいてくれてありがとうと。
すると渡辺は、照れくさそうに笑って言った。
青「別に。俺がしたくてしてるわけだから。気にすんなよ」
宮舘は、本当に渡辺の存在に助けられていた。
☆★☆★
青「お前1人だと心配だから、俺も組に入る」
赤「は？何考えて、」
青「いいんだよ。俺の人生なんだから」
高校を卒業と同時に、渡辺は宮舘の親が組長をしている組に入ってきた。
組に入ると聞いた時は必死に止めたが。渡辺は宮舘の忠告を聞くことはなかった。
赤「なんで、」
青「何でって。俺がお前と一緒にいたかったから。それだけだよ」
赤「だったら、こんな所に入んなくても良かったでしょ。そんな人生を棒に振るような、」
青「涼太。俺が勝手にやってる事だから、気にすんなってば」
そう笑って言った渡辺を見ながら、宮舘は泣きそうになったのを思い出す。
でも、ここからが2人にとっての地獄の始まりだった。
組の組長であった宮舘の母親は、宮舘と仲のいい渡辺の存在が気に食わなかったのだろう。宮舘が何かを失敗する度に、渡辺を痛めつけた。
最初は、宮舘に気づかれないようにしていた。しかし、今はもう大胆に渡辺を痛めつけている。
どんなに宮舘がやめてと言っても、母親は止まることはなかった。
痛めつけられてボロボロになった渡辺を手当するのは、いつも宮舘で。手当をする度に、本当に申し訳なく思っていた。
☆★☆★
コメント返事
にこ様
リクエストありがとうございます。全然大丈夫ですよ！気長に待っていただけたら嬉しいです。
お知らせ
宵闇の館の日常を削除させて頂きました。理由は、設定を上手く使って書けていないなと感じたからです。
近いうちに新作をアップするつもりですので、その時はよろしくお願いします。
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鳥(プロフ) - リクエスト失礼します！紫さんが色々あってめっちゃ機嫌悪い時に白さんが絡みにいっちゃって紫さんがガチギレして白さんが必死に謝るみたいな話が見たいです！よろしくお願いします！ (2020年7月21日 20時) (
レス) id: 1630307406 (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - リクエスト失礼します！赤さんが誘拐されて、翔太くんが激怒する話をお願いします！白さんメインではないんですが、書いてくださると嬉しいです (2020年7月20日 23時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - わかりにくくてすみません！ (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - いつも更新楽しみにさせていただいてます！リクエスト失礼します。ラウールが学校でリンチみたいなのをされてしまい、虐待の時のことを思い出して自殺未遂みたいなのを隠れてしてしまっていて何日か後にばれてみんなから愛されてるよって感じの話が見たいです。 (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ませていただいてます。リクエストをお願いしたいのですが、黒さんが紫さんを庇って怪我するお話が見たいです、白さんメインでは無いのが無理なら全然大丈夫です！もし可能でしたらよろしくお願いします。 (2020年7月14日 18時) (レス) id: b8eb487ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーちゃ
| 作成日時：2020年6月30日 19時
