こんな時に ページ28
ゆき様リクエスト作品になります。
☆★☆★
朝、いつもは学校があるからと早く起きてくるラウールが起きてこない。珍しいこともあるんだなと思いながらも、誰も部屋には行こうとはしない。
しかし、あの渡辺よりも遅いとなると心配して深澤がラウールの部屋に向かった。
紫「ラウ？起きてる？」
一応プライバシーがあるからと、ドアの前で声をかけてみる。しかし、中から反応はない。
深澤は、心の中でごめんと謝りながらドアを開けた。
紫「ラウ！」
部屋の中には、辛そうに顔を歪めながらベッドに寝ているラウールの姿が。慌ててラウールの元に向かい、おでこに手を当ててみる。
紫「うわっ。めっちゃ熱いじゃん」
手で触っても分かるほど、ラウールの体温は高くて。
その時、閉じられていたラウールの目が開いた。
紫「あ、ラウ？」
白「たつ、や、さ、」
紫「熱いな。頭とか痛くない？」
白「いた、い」
紫「そっか、そっか」
深澤を見て安心したのか、ラウールは話しながら泣き始めた。そんなラウールの頭を深澤は撫でると、声をかけてから離れる。
そして一旦ラウールの部屋のドアを閉めてから、「ひかる！！」と大きな声で岩本の名前を叫んだ。
深澤に名前を呼ばれた岩本が、ゆっくりとした足取りでラウールの部屋の前に来た。
黄「どうしたんだよ。で、ラウは？」
紫「照。ラウを抱えあげて」
黄「は？」
紫「あのやぶ医者の所に連れていくから」
いきなりそう言われて岩本は状況を理解出来なかったが、ラウールの部屋に入ってすぐに理解出来た。
黄「ラウ。今から病院に行くからな」
そう声をかけながら、岩本がラウールを抱き上げる。お姫様抱っこだ。
そして部屋を出ると、既にみんなが部屋の前に集まっていた。
緑「今からあの医者のところに行くの？」
紫「そ。だから先に食べてていいよ」
桃「いや。俺らも一緒に行くでやんす」
青「俺らもラウールが心配なんだよ」
赤「運転は照に任せるけどね」
黒「車、表に出しときました」
橙「車の中でも朝ごはん食べれるように、チャチャッと用意したで」
深澤は岩本とラウールの3人で病院に行くつもりだったが、残りのみんなも一緒に行く気満々で。仕方なく全員で病院に行くことになった。
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鳥(プロフ) - リクエスト失礼します！紫さんが色々あってめっちゃ機嫌悪い時に白さんが絡みにいっちゃって紫さんがガチギレして白さんが必死に謝るみたいな話が見たいです！よろしくお願いします！ (2020年7月21日 20時) (
レス) id: 1630307406 (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - リクエスト失礼します！赤さんが誘拐されて、翔太くんが激怒する話をお願いします！白さんメインではないんですが、書いてくださると嬉しいです (2020年7月20日 23時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - わかりにくくてすみません！ (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - いつも更新楽しみにさせていただいてます！リクエスト失礼します。ラウールが学校でリンチみたいなのをされてしまい、虐待の時のことを思い出して自殺未遂みたいなのを隠れてしてしまっていて何日か後にばれてみんなから愛されてるよって感じの話が見たいです。 (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ませていただいてます。リクエストをお願いしたいのですが、黒さんが紫さんを庇って怪我するお話が見たいです、白さんメインでは無いのが無理なら全然大丈夫です！もし可能でしたらよろしくお願いします。 (2020年7月14日 18時) (レス) id: b8eb487ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーちゃ
| 作成日時：2020年6月30日 19時
