★ ページ4
紫「あー。本当に穏やかな日曜日だねぇ」
白「そうだね辰哉さん」
紫「いっつもこうだといいんだけど」
ある日の日曜日。屋敷の縁側で、深澤とラウールがお茶を飲んでいた。たわいのない話をしながら2人で幸せな時間を過ごしていると、ドダバダとうるさい足音が近づいてくる。
なんだなんだと2人が思っていると、ナイフを持った男が勢いよく近づいてきた。
「全部お前らのせいで！」
紫「は？ちょ、いきなり何！」
白「うわっ、ったぁ…」
紫「ラウ！」
ナイフを持った男が2人に襲いかかる。深澤はとっさに避けたがラウールは避けられず。男のナイフが、ラウールの腕を掠めた。
ナイフがかすった部分を抑えるラウール。それを見た深澤の雰囲気が一気に変わる。
紫「おいてめぇ。何俺の大事な息子を傷つけてんだよ」
「うるさいうるさい！」
キレた深澤が立ち上がり、男に向かって歩き出す。男は深澤の雰囲気に押されつつも、ナイフを振り回している。それに怯むことなく深澤は男に近づき、そのナイフを奪おうとした時だ。
黄「おい。何勝手に人の家に入ってんだよ」
その言葉とともに男が吹き飛んだ。吹き飛ばされて呻く男を、それをやった本人である岩本が冷たい目で見ていた。
紫「照…」
黄「しかも、組長の大事な息子を傷つけるし」
紫「そうだよ。ラウは俺の大事な息子。その息子を傷つけたんだから、色々と覚悟は出来てるよねぇ」
岩本は、痛みで呻いている男の胸ぐらをつかみ立たせる。そして深澤が、恐怖で怯えている男の頬をペちペちと笑いながら叩いた。
白「照くん、辰哉さん。俺は大丈夫だよ」
黄「ラウが大丈夫でも俺はダメ。こいつどうにかしないとマジで無理」
紫「俺も照に同じ。だからちょっとここで待ってて。阿部探して傷の手当させるから」
そう言って岩本と深澤は男を連れてどこかへ消えていった。
大丈夫なのになと思いつつも、大切にされていることが分かって。ラウールは嬉しそうに笑った。
☆★☆★
深澤辰哉(27歳)
白雪組の組長。表立って動くことはあまりないが、1度キレると手が付けられない。養子であるラウールをこれでもかと言うほど愛してる。
岩本照(26歳)
白雪組の若頭。ガタイもよく顔も怖く、よく周りからヤクザと怖がられたりする。しかし、可愛いものと甘いものが好きというギャップ持ち。
深澤真都ラウール(16歳)
中学2年生の時に深澤の養子となり白雪組に来た。周りから愛され大切にされている。実際の両親に虐待されていた過去がある。
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りぃけ(プロフ) - 移行楽しみにしてます！ (2020年6月14日 22時) (
レス) id: 3303eaf66a (このIDを非表示/違反報告)
色彩(プロフ) - メンバーが怪我を負わせた相手に報復し、終わった後それぞれがラウを看病するという話をお願いしたいです。複雑になってしまい申し訳ありません･･･ (2020年6月13日 13時) (レス) id: df025bf946 (このIDを非表示/違反報告)
色彩(プロフ) - ふーちゃさん» リクエストに答えていただきありがとうございました！皆から大事に守られて大事にされていることが伝わってきて読んでいてほっこりしました！二回目のリクエストになってしまうのですがよろしいでしょうか？もし可能でしたら、ラウが大怪我をして意識不明になってしまい (2020年6月13日 13時) (レス) id: df025bf946 (このIDを非表示/違反報告)
りぃけ(プロフ) - ふーちゃさん» はい！ゆっくり待ってます！頑張ってください (2020年6月13日 9時) (レス) id: 3303eaf66a (このIDを非表示/違反報告)
椿と猫(プロフ) - ふーちゃさん» いくらでもお待ちしております！ありがとうございます！ (2020年6月8日 22時) (レス) id: 5dcbe78cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーちゃ
| 作成日時：2020年5月30日 23時
