思考を狂わせるもの ページ21
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『私ずっと貴方のこと忘れてた
絶対に忘れちゃいけない人だったのに』
思い出したよ
村に病が流行って御神木にお祈りしようとしたこと
私が生け贄になろうとしてリュカが代わりに生け贄になったこと
助けられると思った村の皆を助けられなかったこと
私ここへ来るのが遅すぎたね
どうして自分の過去がないことに不安とか疑問を抱かなかったんだろう
今回ここへ来たのだって千年公から与えられた仕事の為だけだった
でなきゃ私は一生自分の過去を知らないままだったってことなんだよね
リュカ「Aあまり自分を責めるなよ
忘れていたのは俺の力のせいなんだから
俺は今、自分の命の欠片を使って存在を維持してる、もう時間がないんだ
だからよく聞いてくれ」
リュカにはもう時間がない……?
私が木を枯らせたから……
リュカ「まずはAに力を返す」
『力を返す?
私には慈愛の光があるわよ?』
リュカ「それは仲間の傷を……
今じゃノアでさえも癒せる力だろ?
Aには慈愛の光の他にもう一つあるんだ」
リュカはそう言うと二つの扇を差し出した
私は躊躇いながらも扇を受け取った
リュカ「Aだけが使える舞姫の扇だ」
『これもイノセンスってことなの?』
リュカ「あの頃のAが持つには幼すぎたんだ
だから一時的に俺が力を預かることにした」
リナリー「イノセンスに年齢なんて関係ないわ」
リュカ「本来ならそうだろうけどアクマはおろか千年伯爵さえ知らないAに二つもイノセンスを所持させるなんて危険だろ?
それでなくても慈愛の光だけで狙われる的になるってのに」
『私まだ迷ってるんだ』
リュカ「ノアかエクソシストのどっち側に居るべきか?」
黒の教団の皆は優しくて暖かい私の大事なホームだけどノアの皆もそうだった
私にとってはどっちも大事な家族でホーム
どちらかを選ぶなんて私にはできそうにもないよ
リュカ「15番目が居るせいで考えが決まらないんだと俺は思う」
『15番目が私の思考を狂わせてるってこと?』
リュカ「今すぐにノアとは関わりを捨てた方がいい」
『もしも私がエクソシストとしてノアを倒したら彼らは救われる?』
リュカ「行いが行いだからな……」
『また家族を裏切ることになっちゃうね』
私はそう言いラビの元に歩み寄った
『ラビ、あのイノセンス持ってる……?』
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ゆっきー(プロフ) - 名無しさん» そう言っていただけて、とても嬉しいです!!これからも色んなキャラの思いなどを書きながら更新していきたいと思います(^^) (2016年11月15日 22時) (
レス) id: 1c05f08073 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ラビもティキも主人公ちゃんもみんな良い面、悪い面のどちらも書かれており、この作品は笑えて泣けるとても感動できます。 (2016年11月15日 19時) (レス) id: 0233d88f4f (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - シェリルに殺され……w (2016年11月14日 22時) (レス) id: f61779c723 (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - かっこいいですよね(*´∀｀*)イケメンやぁ (2016年11月14日 21時) (レス) id: f61779c723 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - こまちさん» ありがとうございます!!私もティキとラビ好きなんです!!二人ともカッコいいですよね(*^^*) (2016年11月14日 21時) (レス) id: 1c05f08073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作成日時：2016年11月13日 21時
