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『ここです！』
京｢やっと着いたか。あっちぃな｣
カランコロンカラン、とどこか懐かしい音を立てて
着いたのは昔ながらの純喫茶
スタバやオシャレなカフェ等とはまたひと味違った
奥深いコーヒーの香りが鼻を抜ける
京谷はそんな事よりも涼しい事が嬉しいらしく
先程よりも表情が和らいだ
昼時にしては客が少ないがカウンターには
常連さんらしき人が多く賑わっている
2人は若いウェイターに席へ案内され
年季の入った茶色いメニュー表を一緒に見る
悩んでいるのかメニュー表を
穴が飽きそうな程鋭い目つきで見ている京谷から
チキン⋯と聞こえてAは吹き出した
京｢んだよ｣
『いや、ほんとチキン好きなんだなっておもって』
京｢悪ぃかよ｣
『そんなこと言ってないじゃん！決まった？』
京｢若鶏のグリルセット、お前は？｣
『オムライスセットにクリームソーダ！』
Aはウェイターを呼ぼうとしたが
京谷が呼び注文をサラッと終わらせてしまった
流れがあまりにも自然で慣れているように見えるが
こういう所に来るのは初めてらしく
彼女は少し嬉しくなった
『ありがとう』
京｢おう。それよりなんだよその組み合わせ
オムライスにクリームソーダとかガキかよ｣
『ここのオムライスとクリームソーダは絶品なの！
京谷くんだってチキンばっかりじゃん』
京｢俺はガキっぽいの頼んでねぇだろ｣
『同じようなのばっかりって所が
子供っぽいって言ってんの』
京｢そーかよ｣
彼女がいくら抗議しても
頬杖をついている京谷は一切動じず
ふっ、と目を細めてバカにするように笑った
彼はむくれるAを可愛く思い
まるで愛おしい我が子を眺めているような
そんな目でAを見つめている
『な、なに』
京｢別に？｣
彼女は、本当に子供扱いされてる⋯
そう思い複雑な気持ちになりながら
京谷の視線から逃れるべく
先ほど閉じたメニュー表を再び覗き込んだ
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NOA??(プロフ) - 嘘でしょ?!京谷様の夢小説書いてるお方がいたなんてｯｯ狂犬ちゃんの言葉遣いがそっくりすぎるし、めっちゃ可愛いすぎる！！出来れば今後も更新してって欲しいです!! (4月9日 20時) (
レス) id: eb455babc1 (このIDを非表示/違反報告)
てり(プロフ) - 梅干し太郎 さん» 梅干し太郎様⋯！前編に引き続きコメントありがとうございます🥹これからも無事に尊死できるよう頑張りますね✊🏻 (1月8日 11時) (レス) id: 54c7f690bb (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 続編おめでとうございます！狂犬ちゃんが可愛くて毎回毎回尊死してます……無理せずに頑張ってください！ (1月8日 0時) (レス) @page3 id: 2daaea741e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てり | 作成日時：2024年1月5日 12時
