先輩に頼れ、クソガキ。【東卍】

ずるい後輩 ページ7

ルナは三ツ谷が驚くほどすんなり薬を飲んで、寝た。


『じゃああたし帰るわー。』


そう言って帰ろうとすると、三ツ谷に呼び止められる。


「……ありがとな、“センパイ”」


ああ本当に三ツ谷はずるい。


あたしが先輩って呼ばれんの大好きなの知ってて、こんな真似してくる。


あー、もう。


『本当にお前はかわいい後輩！！』


三ツ谷の頭をわしゃわしゃと撫でる。


『ルナの熱、多分これから上がるからまた来るわ。』


そう言ってウルトラちゃんに跨る。


『じゃあね。』


ウルトラちゃんを発進させると、風が頬にあたる。


東卍のみんなのかっこいい先輩。


これがあたしだ。





『あ、やべ隊員忘れてた。』

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