先輩に頼れ、クソガキ。【東卍】

研究者ー12年後ー ページ20

in 現代



武道side



死刑囚のドラケン君に言われた言葉を反芻する。


マイキー君と関わるな？


……そんなの、無理だ。


この未来でもヒナが死んで、ヒナを救えなかった。


マイキー君にあって原因を調べて……そして、ヒナを救う！


そして次の日。


ナオトから俺はいい情報を貰った。


それは……。


「井上A。彼女の現在地がわかりました。」






話を聞くと、彼女は今研究者として自分の研究所を持っているらしい。


業界ではとても有名らしく、薬学の道に進んだ者であればほとんどが知っている、稀代の天才らしい。


「既存の薬をさらに扱いやすくする技術を多数開発し、催眠薬から止血薬までさまざまな薬を改良してきた。また、解毒薬の開発も行っており、薬についての知識は多岐にわたる。」


ネット記事のAさんの記事を読むと、本当にすごい人ということ、そして……催眠薬や止血薬とか、扱っている薬は相変わらずという事がわかった。


でも……。


「解毒薬、ですか。……裏になにかが無ければ良いのですが……。」


ナオトの声が、いやに耳に残った。

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