護衛3 ページ28
カカシside
いつも黒い服に身を包むAが女の子らしい色合いのワンピースを着ていて、思わず声を失う。
「カカシさんかっこいー！」
ニコッと笑う笑顔にドキドキしてしまう。
カカシ「どーも。さ、行きますか。」
大人な対応を見せるのに必死な俺。バレてないかな、、。
会場につくと、まだ開始1時間前というのに大勢の人。
8割が男ってとこかな。
Aとはバラバラに行動して、無線でやり取りをする。
男1「なぁあんた、モモちゃんの新しいファンか？」
カカシ「あ、まぁ、そうですね。」
男1「やっぱり！初めて見る顔だもんな！誕生日一緒に祝えるなんて最高だよな！」
カカシ「そ、そうですねぇ。」
しばらく周りの人たちと話していると、
イチ「モモの誕生日パーティーに出席の皆様！お待たせ致しました！ご登場です！」
ワァー！！！(歓声)
モモ「やっほー！みんな今日は来てくれて、どうもありがとう！！こんなにも大勢の人が集まってくれて、モモは幸せです！今日は楽しんで行ってね！最後に1人ずつお写真撮るよ〜！」
その後、歌や踊りを披露して盛り上がり、写真撮影の時間。
「きゃー！！モモちゃん大ファンです！写真撮れるなんて幸せ！ぎゅーして撮って下さいっ！」
順番がきて、女優さながらの演技を見せるA
抱きついているときに無線越しで聞こえたのは、
「なんか怪しい人いました？大丈夫？」
モモ「今のところ平気と思う。」
「了解」
こんなやり取りだった。
そして何事もなく、無事に終わった。
「何もなかったですね〜」
カカシ「ま、ただのイタズラという所でしょう。よかったですね。」
イチ「えぇ。この度は本当にありがとうございました。」
モモ「なーんかつまんないの〜」
「この後お2人はどうされるんですか？」
イチ「昨日泊まった宿にまたお世話になろうかと。」
「•••そうですか！ではあたしたちはこれで。」
カカシ「そうだな。」
着替えを済ませて2人と別れた。
しばらく歩いたところで、
「カカシさん。」
「あぁ。」
シュンっ
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作者名：てた | 作成日時：2019年6月2日 11時
