私は邪魔者でした。【すとぷり】 (ページ14)

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story10 ページ14

1時間後＿＿＿＿＿＿

莉犬「やっと着いたー！Aちゃん、早く！」

『は、はい…』

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ななもり「はーい。誰ですかー？」

莉犬「なーくん！俺だよー！」

ななもり「あ、今開けるねー！」

莉犬「うん！」

ななもり「莉犬くん、おかえr……Aちゃん！」

『お久しぶりです…ななもりさん…ただいまです…』

ななもり「おかえり！心配したんだよ？」

『別に心配しなくていいんですよ。』

ななもり「え？」

『気にしないでください。』

ななもり「そっか。」

あぁ…懐かしいな…

彩里「A…？A…！あいたかったよぉぉー！」

『久しぶり、彩里。ごめんね。いきなりいなくなっちゃって。』

彩里「もう、いなくならないでね！」

いなくならないで…か…無理かもな……

『うん。分かった。』

？「Aちゃん？おかえりー。」

この声はさとみさんだった。

『ただいまです。さとみさん。』

さとみ「話そーよ。」

『いいですよ。』

さとみ「俺の部屋来てー。」

『分かりました。』

ｶﾞﾁｬ

ﾊﾟﾀﾝ

さとみ「ねぇ、なんでいきなりいなくなったんだ？」

単刀直入だね…

『単刀直入ですね…ころんさんとなんかあっただけですよ…』

さとみ「ころん？ころんになんか言われたのか？」

『そうです…』

さとみ「ころんは言わないと思うけどなー。でも、言われたとしてなんでそれだけでいなくなるんだよ。」

『弱い人間だからです……』

さとみ「いや、弱い人間とか関係ないだろw」

………は？

さとみ「どうせ、ここに居たくなかったんだろ？なんで、いなくなってまたここに戻ってくんだよ。戻ってこなければいいだろ。」

さとみさんも性格が悪いのね……

『…………』

さとみ「黙んなよ。」

『あなたは…彩里だけがいればいいんですね!?私は必要のない人間なんですね!?莉犬さんが言ってたことは嘘だったんですね。誰も…私を心配してくれる人なんていない…』

さとみ「いるわけない。」

『はぁ…羨ましい…彩里が羨ましい…あんなに愛されて心配されて…やっぱ…”世の中は顔と金”ですか…』

さとみ「俺は性格で選んでるんだけどな」

『は？バカなんですか？思いっきり顔で選んでるじゃないですか。彩里のことちゃんと知ってから言ってくださいよ。彩里の過去も知らないくせにそんなこと言わないでください。』

あぁ、またやっちゃった……私の方がバカだった