【文スト】闇を知る少女 参

雪に願うば ページ38

『……中也』


「んぁっ!?何だよ」


『珈琲買ってきて』


「………はァ?」


『Go』


「……はいはい」


『オカン気を付けろよ』


「誰がオカンだ」


お前だよ←


厭なら良いぞ


ママって呼んでやッから←


空を見上げれば無数の雪が降って来る。




_________お父さん!お母さん!見て見て雪だよ!



_________はははっAは元気だなぁ



_________あんまり走ると転ぶわよ!


_________だいじょうぶー!……多分



_________多分!?



脳裏に浮かんだ其の光景



懐かしくも、忌々しい記憶の断片



又お前は出てきやがるか



_______________子どもに自由なんて無いわ


『……ﾁｯ』


「うおっ……何だよいきなり」


『おっ戻ったか中也オカン』


「誰がオカンだ 」


『じゃあママで』


「そんなに俺を女にしてェか?!」


『おとっつぁん』←


「あってるようであって無いな」


そして其の発送は無かった…と溢して珈琲投げンな


『さて……路地裏行くか』


「……客か?」


『嗚呼、俺の同業者』

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