嘲笑1 ページ1
「AA様、審神者試験の合格をお知らせに来ました」
『審神者…？あー、前に受けたヤツ』
給料が良いという理由で受けてみた審神者になるための試験。
変な装置付けられたり、永遠に文字を書き続けたりと何とも眠くなる試験内容だった…気がする。
正直受けたことすっかり忘れてた、てへぺろ。
『合格はわかったけどさぁ、なんでわざわざ政府の役人サンが家まで来んの？』
合格を知らせるだけなら手紙だの書類だのを寄越せば良いだけの話。
なんかあるなぁ、と思って聞いたらドンピシャ。
わかりやすく顔を引きつらせやがった。
真顔崩れてますよーっと。
「実は…A様にはブラック本丸に行って頂きたく…」
『ふーん、で？』
「本来、歴史改変を目論む歴史修正主義者を刀剣男士達と共に阻止する役目にある審神者なのですが、その審神者による暴力や刀剣破…」
『良い良い、そんな堅苦しい話聞きたくねぇわ。俺が聞きたいのはさぁ…』
ずいっと役人サンに顔を近付ける。
目を見開かせた顔ににやりと笑った。
『いくら貰えるかってこと』
「お金…ですか」
『そうそう。フツーの審神者より圧倒的大変な所に行くわけだし、それに…ぶっちゃけ政府の尻拭いってことだろ？』
こめかみが痙攣して怒ってんのが丸出し。
まぁでも、合ってるのか何も言わない。
『で、いくら？』
「…これぐらいです」
見せてきた書類に目を通す。
ふーん、やっぱり普通の審神者と天と地の差だわ。
『思ったよりあれだけど、まぁいいか。やるやる』
「随分と簡単何ですね」
『アンタにとっても都合が良いだろ？手荒な真似しなくてすんだだろうし。良かったな？』
外に政府の関係者いるのバレバレ。
大方、拒否られたときの為にスタンバってたんだろうよ。
ざーんねん、出番無しです。さっさと帰れ。
「では、早速…」
『あぁ、その前に確認。あっち行ったら基本俺の自由？』
「まぁ、そうですね」
『何しても？』
「…政府の許容範囲内でなら」
『りょーかい』
それを聞いて笑う俺を怪訝な目で見つめる役人サン。
えっちー、なんて言ったら「はやく荷物まとめてください」って言われた、つら。
荷物まとめてって言われても荷物ないわ。
手ぶらで車に行ったら「ねぇのかよ」みたいな顔で見られたし、何気に顔に出るんだな。
移動中、マッチョマンに囲まれながらの始終無言は辛かったです(感想)。
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七海(プロフ) - 焔さん» コメントありがとうございます！番外編もお話がもう少し進み次第作れたらなぁと思っていますのでその時には書きたいですネタ提供ありがとうございますｸﾞﾍﾍ(黙れ)嬉しいお言葉ありがとうございます！亀更新ですがこれからも頑張りますね！ (2019年10月1日 0時) (
レス) id: c9b2a222e0 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ものすごく面白かったです！！できれば番外編でもいいのでお酒飲んで素直な太郎さんを甘やかしてるのが見たいです！！ﾃﾚﾃﾚしてるたろさんかわいい！(*〃ﾉωﾉ)ｷｬｰ! 続編(続き)更新されるのお待ちしてます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 6a9ecef0a1 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - シノンさん» コメントありがとうございます！突然の告白にドキドキが止まりません(黙れ)リアルが立て込んでいるため中々更新出来ず申し訳ありません…。頑張りますね！ (2019年5月16日 0時) (レス) id: c9b2a222e0 (このIDを非表示/違反報告)
シノン(プロフ) - 好きです←突然の告白 更新頑張ってください！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: 649052496b (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - もぎもぎさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても嬉しいです。更新出来ていないことが申し訳ないです…。今ネタを生み出していますのでお待ち下さい！ (2019年2月14日 10時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七海 | 作成日時：2018年6月20日 15時
