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俺の隣9 ページ10

重ねていた唇を離す。
必然的に目と目が合う。


『……』


「……」


やばい、独歩の目が、俺を見る目がめちゃくちゃ甘い。
雰囲気と言うか何というか。

それに誘われるように再度唇を重ねる。
長めにキスをすれば、酸素が足らなくなった独歩が口を開けた。
そこにぬるっと舌を入れる。


「ン…ぅ…っ」


びくっと体を揺らすも抵抗しない独歩。
めちゃくちゃ嬉しいのと同時にめちゃくちゃ驚いてるからな、俺。

歯列や歯茎、上顎を舐めて、舌を絡める。
ぐりっと舌先で舌の中心を責めればくぐもった声を出した。
……えろ…。


「…ふ…ッんー…!」


足らない、全然。
もっと欲しい。独歩とキスしていたい。

口内を貪るように掻き回す。
吸って、舐めて、噛んで。


「ぅ、…ん…んッ」


独歩が俺の胸を叩く。
名残惜しさを感じながらも俺は唇を離した。
唾液の糸が俺達を繋いで、ぷつんと切れる。

独歩の口の端に垂れたソレをちゅっと舐めた。
そしてぎゅっと抱きしめる。


『かーわい、独歩』


「可愛くない」


『いや、俺からしたらめちゃくちゃ可愛い。天使に見える』


「何言ってんだ」


そう言いながらも小さく笑う独歩。
え、ほんとにどうしたん?俺混乱。


『…このまま寝ていい?』


「…いいけど」


ま、まじかぁぁぁあ!!!!
やったぞおおおおう!!!!


『へへ、どっぽっぽー』


「その呼び方ヤメロ」


気にせずにぎゅっと抱きしめる。
ぐわ〜〜と胸の奥から湧き上がってくるこの感情。
湧き水みたいに溢れて止まらない。


『おやすみ、独歩』


「おやすみ…A」


あぁ


やっぱり…


独歩が好きだ。

俺の隣10→←俺の隣8*独歩side*



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七海(プロフ) - りぃさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!そう言って貰えると作品を作って良かったなぁと思います。更新が滞ってしまい申し訳ございませんが、遅くても更新はしていきますので何卒、よろしくお願い致します! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 素晴らしい作品に出会ってしまった… いや、もう本当に最高です!え?何なんですか?萌えに悶えましたよ(語彙力)本当にありがとうございます(土下座)推しが尊い…好き、、続きが楽しみです 更新頑張って下さい!! (2019年3月30日 6時) (レス) id: 649b8a9daf (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - たかのりさん» わー!嬉しいです!こちらこそ読んで下さりありがとうございます!修羅場に…なりますかね…ニヤリ。更新不定期で申し訳ございませんがこれからもどうぞよろしくお願い致します! (2018年10月28日 0時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - 男主×独歩めちゃくちゃ好きですありがとうございます!!帝統も出てきて、大好きな修羅場になりそうで続きがとても楽しみです!応援してます! (2018年10月25日 4時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 咲良さん» コメントありがとうございます!そう言って頂きとても嬉しいです^^更新不定期で申し訳ございませんが、これからもよろしくお願い致します! (2018年10月23日 15時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七海 | 作成日時:2018年7月11日 14時

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