俺の隣5 ページ6
『おわ、った…』
「…」
『独歩、生きてるかー?』
「…死んだ」
『よし、生きてるな』
片付け片付けっと。
時計を見たら…え、まじ?え…っ
もう一度時計を見てみる。
…まじだ…。
『独歩、独歩』
「…?なに」
『終電、逃した…』
「…は?」
時計を指させばそれを見る独歩。
そしてはぁああと大きなため息を吐いた。
「最悪だ…俺だけならまだしもAを巻き込んでしまった。そういえば今日はツイてなかった朝も昼も夕方も今だって。俺の人生ツイてないことばかりだこんな人生に意味なんかあるのか?ないない、あるわけ…っ」
ネガティブ思考発動の独歩の口をとりあえず塞いだ。
ちゅーっと長めのキス。
そっと離して目を見つめる。
『独歩、落ち着いた?』
「…落ち着くかぁ!」
顔面を掌で押し返される。痛い痛い。
「どうすればいいんだ…会社で寝泊まり…はぁああ」
『俺に良い考えがあるぞ』
さすがに俺も会社で寝泊まりは辛い。
資料に囲まれながら寝たくない夢に出てきそう。
今から行く場所、独歩怒るけど、絶対怒るけど仕方ない。
付いてきてと独歩に言って俺達は会社を出た。
大人しく付いてくる独歩可愛いなんて思いながら向かった場所は…
「無理無理無理ふざけんなよ嫌だぁぁあ」
『ごめんって今の時間帯やってるのここだけだろ我慢してくれええええ』
まぁね、お察しの通り、ラブなホテル、ラブホですよ。
あはーん♡うふーん♡な場所。
いやだってこの時間帯にやってるのこういう所しかないでしょ!そうでしょ!
「嫌だ俺は帰る」
『終電ないってさっき言った』
「野宿する」
『それは俺が心配だから駄目!』
「ふざけんなぁあああ」
お互いの押し問答が続く。
下心無しってこととか、全然そんな気無いってことをめちゃくちゃ説明した。
……ごめん嘘本当は少しあるすまん。
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七海(プロフ) - りぃさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!そう言って貰えると作品を作って良かったなぁと思います。更新が滞ってしまい申し訳ございませんが、遅くても更新はしていきますので何卒、よろしくお願い致します! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 素晴らしい作品に出会ってしまった… いや、もう本当に最高です!え?何なんですか?萌えに悶えましたよ(語彙力)本当にありがとうございます(土下座)推しが尊い…好き、、続きが楽しみです 更新頑張って下さい!! (2019年3月30日 6時) (レス) id: 649b8a9daf (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - たかのりさん» わー!嬉しいです!こちらこそ読んで下さりありがとうございます!修羅場に…なりますかね…ニヤリ。更新不定期で申し訳ございませんがこれからもどうぞよろしくお願い致します! (2018年10月28日 0時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - 男主×独歩めちゃくちゃ好きですありがとうございます!!帝統も出てきて、大好きな修羅場になりそうで続きがとても楽しみです!応援してます! (2018年10月25日 4時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 咲良さん» コメントありがとうございます!そう言って頂きとても嬉しいです^^更新不定期で申し訳ございませんが、これからもよろしくお願い致します! (2018年10月23日 15時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七海 | 作成日時:2018年7月11日 14時