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俺の隣11 ページ12

社畜生活が数日過ぎた日。
特に何も変わらずデスクトップと向き合っていた。

いや、待って、ちょっと変わった。
独歩がキスしても怒らなくなったこと。
今だって


『どっぽ〜〜〜〜』


「なんだ…っ」


ちゅっと軽いリップ音。
目の前には顔を赤くしてる独歩。


『独歩を充電したいと思って』


「〜っ……ばか」


ほら、怒らない。
可愛すぎか。


「会社ではヤメロって何回言えば…」


『うん、ごめん』


聞いた?"会社では"だって。
会社では!だって!

俺めちゃくちゃ幸せ。


『独歩、飯行こう』


「わかっ」


「A君!」


独歩の声を遮ったのは女の人の声。
呼ばれた方を見れば、前の会議で一緒だった女性社員…忍花(しのばな)さんがいた。

あれ、今日なんかあったっけかな。


「…っ」


そっちに行こうとすれば独歩にスーツを掴まれた。


『独歩…?』


「…いや、なんでもない」


『…すぐに戻ってくるよ』


独歩の頭を撫でて女性社員の方に行く。
ちょっと付いて来て欲しいと言われ、言われた通りに後ろを付いて行くことに。


「Aくん」


着いたのは使われていない会議室。
あ、待って、これはやばいやつ。
と思ったのも一瞬


『…っ』


塞がれた唇。
すぐに離れたものの、グロスの感触が残ってる。


「私…A君が…好き」


「付き合って欲しいの…」


まじかよ…。
バレないように小さく息を吐く。


『ごめん、付き合えない』


「…っそ、か…」


『気持ちは嬉しい。けど…ごめん』


「じゃあせめて…Aくんって呼んでも、良い?」


『あぁ、それだけなら』


「キスして、ごめんね」


泣きながら去って行く忍花さん。
キスされた唇を掌で覆う。
とてつもない罪悪感。


独歩が恋しいと思うと同時に


今は会いたくなかった。

俺の隣12*独歩side*→←俺の隣10



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七海(プロフ) - りぃさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!そう言って貰えると作品を作って良かったなぁと思います。更新が滞ってしまい申し訳ございませんが、遅くても更新はしていきますので何卒、よろしくお願い致します! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 素晴らしい作品に出会ってしまった… いや、もう本当に最高です!え?何なんですか?萌えに悶えましたよ(語彙力)本当にありがとうございます(土下座)推しが尊い…好き、、続きが楽しみです 更新頑張って下さい!! (2019年3月30日 6時) (レス) id: 649b8a9daf (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - たかのりさん» わー!嬉しいです!こちらこそ読んで下さりありがとうございます!修羅場に…なりますかね…ニヤリ。更新不定期で申し訳ございませんがこれからもどうぞよろしくお願い致します! (2018年10月28日 0時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - 男主×独歩めちゃくちゃ好きですありがとうございます!!帝統も出てきて、大好きな修羅場になりそうで続きがとても楽しみです!応援してます! (2018年10月25日 4時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 咲良さん» コメントありがとうございます!そう言って頂きとても嬉しいです^^更新不定期で申し訳ございませんが、これからもよろしくお願い致します! (2018年10月23日 15時) (レス) id: 04e298f72c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七海 | 作成日時:2018年7月11日 14時

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