後輩くんの本音 ページ43
『だ、大丈夫よ。
でも、私のことで
後輩たちが気をやむなんて嫌ね』
真吾「気に病んでいるわけでは…
結果、僕の場合は下心あるし…」
『正直すぎ(笑)』
真吾くんはぐい、とお酒を流し込むと、
真吾「…もう暴露しちゃいますけど。
僕は、涼宮さんに頼られたいんです。
仕事だと逆にお願いする立場だから
無理ですけど、
プライベートの方で…」
『ありがと。その気持ちだけ受け取っとく』
真吾「ぽそ(素顔見せてくださいよ…)」
『ん？今、なんて？』
真吾「いえ、なんでもないです」
『…真吾くん、もうちょっと飲む？』
真吾「うーん。涼宮さんは？」
『もうお腹いっぱいだし、
お酒は終わり。
あったかいの飲もうと思って。
真吾くんはお冷が良さそうね』
真吾「ハハッ、ちょっと酔いました」
『じゃあ、注文しながら
お手洗い行ってくるわね』
会計を済ませて個室に戻ると、
真吾くんが眠そうで。
なんとか起こして
タクシーに乗り込んだけれど、
真吾くん、ついに爆睡。
迷ったけど、もう手はひとつしかなくて。
自分の家に真吾くんを連れ帰った。
眠ってしまった真吾くんを
お客さん用の布団に転がしたら
スリッパが引っかかって
キャ！
うわぁ！真吾くんのお腹の上にダイブ。
こういうのって漫画の世界だけじゃないんだ…
唇が当たっちゃった！なんて
事故キスにならなかったことにホッとして
慌てて起き上がったら、
真吾「Aさん…こっちきて…」
なんて腕を広げてる。
『真吾くん、本当に寝てる！？
ふざけて寝たふりなんてしてたらぶん殴るからね』
真吾「ん〜、…」
私は真吾くんの腕をしまって
掛け布団を上からかけ、急いでお風呂に向かった。
誰かを家に泊めるのなんていつぶりだろう。
変にドキドキして
その日はしばらく眠れなかった。
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こちいこ(プロフ) - みはるさん» みはる様、コメントありがとうございます！需要ないと思いながら書き始めたので嬉しいです。なるべく更新止めないように頑張ります！ (2021年8月7日 16時) (
レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
みはる - 初めまして。このお話面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください。 (2021年8月7日 14時) (レス) id: 5d16bd346f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2021年7月25日 20時
