検索窓
今日:11 hit、昨日:37 hit、合計:7,367 hit

好きになったきっかけ ページ41

.


『そ、それは…
男性とご飯食べてるんだから
意識はするでしょ。
ましてや、職場の後輩だし』



真吾「それでも嬉しいです。
男性認定されただけでも。

涼宮さんに告白したあの日、
嫌われたって思って…
それで諦めようとしてたんです。

…それと、社長が茅ヶ崎さんと
よく一緒になるのは
ポジション的に当然ですけど、
涼宮さんを気にかけてるように見えて。
実は付き合ってたりするのかなって」

この子、何気に鋭いな。


『あの日は突然でびっくりしたけど
真吾くんのこと嫌ってなんかないからね。
仕事も一生懸命だし…
ただ、私に恋愛する気力がないだけで。
あ、あと、社長と付き合うわけないでしょ。
変なこと言わないでよ』


真吾「…そうですか。
でも、それなら良かったです。
社長がライバルじゃ、
全く勝ち目ないですから。」



『う…、真吾くん、今日も攻めるね。
若くてイケメンなんだし、
可愛い子や綺麗な子が
よりどりみどりでしょうに。
私みたいなの捕まえようなんて…』



真吾「僕だって、
不毛な恋をしたいわけじゃないです。
でも涼宮さんのこと
好きになっちゃったから…」



『そんな好いてもらえる要素なんて
私にないんだけど。
本当に、なんで私なんだか…
随分曇った眼鏡かけちゃってるんじゃない?』



真吾「…ちゃんと言ってなかったですよね。
僕、入社試験の日に
涼宮さんと会ってるんです」



『え?入社試験?』



真吾「はい。
試験の集合時間にはちょっと早くて
廊下で落ち着こうって深呼吸してたら
サウンドメンバーたちが
僕の脇を通ったんです。

聞き耳立ててたわけじゃないんですけど
会話が聞こえて。

その会話が、

…誰かが、入社試験時
涼宮さんがいて緊張したーって言ってて、
それに対して涼宮さんが、
「私たち面接官だって緊張してるわよ。
これから一緒に働きたい子を
たった数十分で見つけるなんて
そんな特殊な力ないもの。

でも私たちの仕事って裏方の仕事じゃない?
ゲームのシナリオやキャラクターを
より良く演出するためのスパイス。
だからって作った曲を提供しただけでは
私たちの仕事は終わりじゃない。
ゲームやグッズとして売り出すための
仕事がたくさんある。
だから、音楽家としての成功じゃなく
一つのものをみんなで作り上げることに
やる気を見出してくれる子や、
その一連の仕事に誇りを持って
めげずについてきてくれそうな子を
採用したいって思ってるの」
って言ってて」

.

.

周りから見た私→←ライブのお誘い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:田中圭 , 小関裕太 , 恋がヘタでも生きてます   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こちいこ(プロフ) - みはるさん» みはる様、コメントありがとうございます!需要ないと思いながら書き始めたので嬉しいです。なるべく更新止めないように頑張ります! (2021年8月7日 16時) (レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
みはる - 初めまして。このお話面白いです!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください。 (2021年8月7日 14時) (レス) id: 5d16bd346f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こちいこ | 作成日時:2021年7月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。