告白のゆくえ ページ24
友人B「Aは会社でどんな感じですか？
人気ゲームのリアル・ラブの
音楽を担当してるって聞いてますけど」
雄島「仕事への情熱は尊敬してますよ。
ただ僕はまだ社長に就任したばかりで
涼宮さんともっと親睦を深めたいんだけど、
今日は出席してもらえなかったからね…」
『…それは謝ってるじゃないですか』
雄島「はは、ごめんごめん。
まぁ、懇親会は来月も開催するし、
涼宮さんとはいつでもね」
友人B「え、ちょっと…実はそういう関係？」
『B、違うから。ちょっと、雄島さん！
2人が誤解するような言い方しないでください』
雄島「あながち間違いでもないでしょ。
キミが応じてくれれば、
いつでもそうなれるって話だよ」
！！！
友人B「じゃあ、社長さんの片思いってこと！？」
雄島「まぁ、そういうことかな」
友人B「キャーー！
A、なんでこんな素敵な人に好かれてるのに
そんな態度なの」
『B、勝手に盛り上がらないで。
社長はからかってるだけなの！』
…
…
あっと言う間に2時間くらい経って、
私たちは結構酔いが回ってる。
トイレに立とうとしたけど、
ちょっと足元がおぼつかない私に、
Cくんがトイレの付近で待っててくれた。
友人C「もうふらふらじゃんか、
そろそろ切り上げよーぜ。
つかさ、ほんとにあの社長と付き合ってねーの？」
『え？』
友人C「だから、実際あの社長とどうなの？」
『どうも何もないよ。
どちらかと言うと苦手だし』
友人C「ふーん、じゃあ、俺と付き合ってよ」
『Cくんってノリで付き合うタイプなの？』
友人C「いや、ずっと気になってたけどさ、
A、恋愛興味なさそうだったじゃん」
『あ、まぁ…たしかに。
だからって、なんでこのタイミング？』
友人C「いや、なんか今流したら
社長とくっつきそうって思ったんだよな」
『もう、雄島さんとは
付き合うつもりないって言ってるのに』
友人C「俺が言うのもなんだけど
あんなハイスペック断るってさ、
Aは理想高いんじゃねーの？」
『そうじゃないよ。
ただ、私の生活にリアル・ラブはあっても
本物の恋愛をする余裕はないっていうか…』
友人C「まぁ、正直社長には焦ったけど、
今日は伝えることが目的だったから
返事はまた今度でいいや。
今度は2人で呑もうぜ」
『…ありがと。また呑もうね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こちいこ(プロフ) - みはるさん» みはる様、コメントありがとうございます！需要ないと思いながら書き始めたので嬉しいです。なるべく更新止めないように頑張ります！ (2021年8月7日 16時) (
レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
みはる - 初めまして。このお話面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください。 (2021年8月7日 14時) (レス) id: 5d16bd346f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こちいこ | 作成日時：2021年7月25日 20時
